パチスロ勝利の隠し味 松本バッチ
第12回「勝利のヒントがボタンの向こうに」


ジョン・レノンは歌いました。
イマジン、と。想像してごらん、と。

彼が言ったのは戦争のない平和な世界ですが、松本バッチも言います。
イマジン、と。想像してみよう、と。

僕が言うのはパチスロの善し悪しです。言うなれば、パチスロの設定の高低でございます。いや、正確には想像じゃなく、推測でしょうか。実物のないものを描き出すのではなく、確かにありはするけど見えないものを、推して測るわけです。

パチスロの設定の高低は、台の出玉をコントロールしています。低設定は出にくくて、高設定は出やすい。出玉をコントロールするからには、どこかしらに違いが生じてくるハズ。低設定ならこうなりやすいとか、高設定ならああなりやすいとか、確かな違いがあって然るべきなわけです。

打ちながらその違いをその身で感じるのが一番確実なわけですが、座って打つ前にはそうはいかない。店に着いて台を選ぶ時、その時点である程度、設定が推し測れたなら、勝率がアップしないハズがない!

そんな根拠となる「手がかり」の在り処。そしてその解読方法。
それを今日の隠し味として持って返っておくんなまし!

「手がかり」ってのは、様々な場所に存在します。例えば、スランプグラフや台上のデータカウンター。はたまた、前任者の出玉まで。3千枚持ってる台が空いたぞーなんつってね、そういうのも手がかりの1つなわけです。だって今まで出てたわけだから、実際に。

そんな様々な要素の中、今のご時世なかなか使える手がかりの場所がございます。それは、台についてる「内部データ画面」です。

筐体についてるPUSHボタンとか、十字ボタンとか、そういうのを押すとピロンと開くメニュー画面。全ての機種についているわけではないですが、その中に「履歴」とかいう項目があったら大チャンス。それよ、それ。そこがドデカイヒントになる可能性を、大いに秘めている。

そして今、話題の最新機種。『押忍!サラリーマン番長』。この機種には、優秀な「当選履歴」機能が搭載されていて、なんと当日含め過去3日分まで確認可能なわけです。

押忍!サラリーマン番長
押忍!サラリーマン番長(大都技研)


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台のレバー付近にある「OK」ボタンを押すと、メニュー画面が表示。詳しい当選履歴がチェックできる。


そしてこの『サラリーマン番長』。いわゆる設定推測要素が、現状ほとんど判明しておりません。

つまり、です。打つのは月に数回程度の趣味打ちの人も、僕みたいな時間さえあれば打つどころかそれを仕事にまでしちゃってる人も、今はみんな同じスタートラインなんです! そんな中、どれだけ良い台を掴めるかは、手がかりの収集力にかかっているといっても過言ではなぁい!

それでは今、僕が『サラリーマン番長』の履歴をピロンと出して何を見ているか。それをお教えいたしましょう。ぶっちゃけコレが正解かどうか、まだわかりません。本当に設定の高低を表しているのか、確証がないわけです。ただ、わからないならわからないなりに、推して測るのが玄人ってもんよ。

■その1:ボーナス直後以外の「頂RUSH」がなるべく多くある台を探す!
ボーナス中に当選した頂RUSHは、13ゲームとか24ゲームとか数十ゲームで記録されるでしょう。それ以外。79ゲームとか289ゲームとか598ゲームとか、ある程度ゲーム数が進んだ所から頂RUSHに当選している台。これはですね、前身機『押忍!番長2』の流れを意識した推定ですが、僕が実際に『サラリーマン番長』を打った経験からも、高設定ほどコレが多くなるのはほぼ間違いないと言っていいでしょう。

■その2:96ゲーム以内のボーナス出現数とその偏り!
96ゲーム以内のボーナスというのは、いわゆる天国モードに滞在していた可能性を示します。これも前身機の『番長2』を意識しているわけですが、設定の高低だけではなく、偶数設定(②④⑥)と奇数設定(①③⑤)の個性。それがここに現れるんじゃないかと僕は推定しているのです。天国モードに突入した回数が多い台。突入は少ないけれど、突入したら滞在が長い台。履歴をポチポチしていると、色々な個性の台を見かけるのです。これらが偶然の産物ではなく、設定の奇数偶数の違いによる賜物なのではないかと。

この上記の2点。ここに注目して、現状僕はどの『サラリーマン番長』を打つか選んでいる次第であります。

「その1」に関しては、より良いものを選ぶわけですが、「その2」に関しては、夕方や夜から打つ場合、時間的に閉店までのチャンスも多くない。なので「天国モードっぽい所でロング滞在した台」よりも「マメに何度も天国モードに突入している台」を選んでいくわけです。少ないチャンスをものにし、時間的にしっかり取り切るために。

データカウンタのボーナス回数は同じだとしても、中身は全く別物だったりすることが多々あります。それを別物だと見抜くヒントが、「内部データ」には残っているかもしれないのです。そして、台が残した履歴に「設定の手がかり」が残っている可能性があるわけです。

偶然かもしれない。しかし! 偶然じゃないかもしれない! そんな感じでわからないならわからないなりに、探っていくことも勝利へ続いているのです。

そして何より楽しいですから。当てずっぽうで台を選ぶより、あーだこーだ考えながら選んだほうが、パチスロってのは楽しい。後に、設定推測要素がしっかり判明した後であれば、さらにその威力は増していくわけですしね。

いかがでしょうか。
今まで意識していなかった方は明日から、いや今日から台についてるボタンをポチっとやって、ピロンとやって、手がかり探しに奔走してみてちょうだいな! きっと新しい何かが見えてくるハズ! 

ピロンとやった結果、「履歴見れねぇんかい!」みたいな無駄足を踏むこともあるでしょうが、その無駄足ですら勝利への一歩であると、私信じております。レッツ、イマジン! 想像するのは高設定で出玉を叩き出す自分の姿だ!

(C)DAITO GIKEN, INC.

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