競馬新理論 井崎脩五郎
麗しの清見亜衣いまいずこ
「キヨミアイ」という暗号が出た。
9月7日(日)、新潟12Rである。
11番(キ)ョウエイボヌール
12番(ヨ)シカワクン
13番(ミ)ラクルピッチ
14番(ア)ードバーク
15番(イ)ッセキニチョウ
これを見て、すぐさま、グラビアアイドルの清見亜衣(きよみあい)を思い出した人は、もうかなり数少ないに違いない。
今から28年前、昭和61(1986)年に、まさかこのコが脱ぐわけがないという超清純な容貌にもかかわらず、たった一度だけレンズの前にそのスレンダーな裸身と、ツンと上向きの美乳をさらし、あっという間に消え去ってしまったのが清見亜衣なのである。
以後、まったくの消息不明。
「見そめた青年実業家が嫁に迎えた」「親バレして、アメリカへ留学に出された」「担当編集者と同棲している」「失踪した」……
等々の風聞を耳にしたが、結局、真相は分からずじまい。
唯一信憑性があったのは、「サンディエゴのミス・チェリー(桜の女王)コンテストに、通りがかりで強引に出場させられて優勝した女の子が、どう見ても清見亜衣なんですが、名前は違うし、いえ私違いますと言うばかりで……」という取材カメラマンの証言。
はたして清見亜衣、いまいずこ――。
ちなみにこの12R、勝ったのはブライト"チェリー"だった。
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