競馬新理論 井崎脩五郎
同居が菊の始まりとか


始まりは平成23年だった。

この年の菊花賞は、1着オルフェーヴル、2着ウインバリアシオンが、ともに7枠馬だった。

この年から、「同居」が菊花賞のキーワードになっている。
激走枠の目印になっていると言ってもいい。

たとえば、翌平成24年は、8枠にこういう同居が見られた。8枠17番タガノビッグバンのオーナーが「八木」良司氏。

8枠18番トリップのオーナーが大「八木」信行氏だったのだ。

すると、両馬の同枠にいた8枠16番のスカイディグニティが、スタートで出遅れる不利がありながら、2着に突っ込んできたのである。

このとき勝ったのは1枠ゴールドシップだが、同馬はステイゴールドの産駒。そして、1枠に同居していたフェデラルホールも、これまたステイゴールドの産駒だった。

翌平成25年は、18頭の出走馬の中に社台ファームの生産馬が2頭おり、その2頭とも7枠に入っていた。

すると、その両馬にはさまれて7枠に入っていたサトノノブレスが、直線伸びて2着に入った。

この3年間、名前の中に同じ文字が同居している馬(オ◯ルフェーヴ◯ル、ウイ◯ンバリアシオ◯ン、スカイデ◯ィグニテ◯ィ、サト◯ノ◯ノブレス)が、連対し続けているのも大きな特徴だ。

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