競馬新理論 井崎脩五郎
畏(おそ)るべしふなっしーパワー


もし、こういう枠が出現したら、絶対に買い目だよなあと考えていた。
「2」枠に入った両馬の頭文字が、「ナ」と「シ」。
フこれを続けて読むと、「2」「ナ」「シ」。そう、超人気者のふなっしーになるのである。
新聞の出馬表を見るたびに、2枠がふなっしーになっていないか、楽しみにチェックしていたのだが、これがついに出現した。
2枠 シゲルダンジリ
〃 ナムラオウテ
10月19日(日)、京都の2Rがご覧のとおり、ふなっしーになっていたのだ。
ふなっしーは、日本での大人気はもちろんのこと、台湾では空港が台湾のふなっしーファンで埋め尽くされ、フランスでも同様。あれほどの人気だから、この2枠も激走するのではないかと思ったのだが、両馬ともまるっきりの人気薄。デビュー以来、ことごとく勝ち馬に1秒以上離されているのだから、それも致し方なかった。
はたして結果やいかに――。
注目していたら、なんと、この2枠のナムラオウテが中団から伸びてきて、差し切りを決めてしまったのである。
まるで人気のない枠だったので、枠連でさえ3万円近い大波乱。
こんなことを引き起こしてしまうのだから、まさに、ふなっしー畏(おそ)るべし。すごいよなあ。

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