ドラマ出演者全員と肉体関係

それにしても、中国人官僚の女好きはハンパじゃないようだ。06年に開催された北京五輪のインフラ整備の責任者だった劉志華前副市長も、その一人で、
「北京市郊外にあった劉氏の別荘は豪華絢爛な部屋が150もある巨大なものだったんですが、ここに多数の愛人を囲っていたようです。ちなみに、その愛人の一人が、政府当局に送った1本のビデオテープから、五輪工事の発注に絡んで600万元を受け取った汚職が発覚、摘発されてしまいました」(中国事情通)

一方、11年に収賄などで失脚した劉志軍・元鉄道相も負けてはいない。判明した賄賂だけでも10億円というが、さらにスゴいのは、鉄道省が出資したテレビドラマ『新・紅楼夢』に出演した12人のヒロイン全員と肉体関係を持っていたのだ。
結果、ドラマの内容よりも、キャストとの関係や別な想像をしてしまう人が続出というのもうなずける。「過去には、20数人の愛人を一堂に集めて宴会を開いたケースや、妻と愛人を同じベッドでかわいがり、ある夜、愛人から男根をハサミで切られた高官もいますからね。中国では、金を持つと、多くの女性を囲う傾向にあるようです」(前同)

金と女の確保――そのために、中国では収賄した金を海外にいる妻や子どもたちに送り、捜査の手が伸びると身一つで逃げる「裸官」が数十万人いるとされる。
「家族ではなく愛人の場合もあり、米・ロサンゼルスやカナダ・バンクーバーにはこうした愛人が住む"妾村"があるんです」(同)
表向きは別荘の管理人ということになっているが、
「出掛けるときはポルシェやジャガーで、レストランでは100ドル紙幣のチップを弾みますからね。それで管理人と言い張る根性はさすがです」(同)

どんな汚職や失態が飛び出るのか、今後の動向にも注目だ!

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