データ予想 須田鷹雄
「WIN5」徹底攻略! ★――2014年競馬の傾向総まとめ
2014年も早いもので、残りわずかとなってきた。この原稿を書いているのは阪神JFの直後なので、あと2週分の競馬を残しているのだが、年末ということで「14年のWIN5対象レースあれこれ」を紹介しよう。
WIN5対象だったレースのみの成績を集計し、15年以降の馬券に活かせ……るかも、というお話である。
まずは騎手から見ていこう。「WIN5対象レースリーディング」は岩田騎手で15勝(記録は12月14日現在=以下同)。以下、戸崎騎手14勝、蛯名騎手12勝となっている。
12月8日号で、接戦になったときに意外に競り負けている騎手というデータのときに、名前が登場した岩田騎手だが、単純に着度数や勝率だと、さすがに強い。
対象レースに30回以上騎乗した騎手の勝率トップも岩田騎手で17・4%。以下、柴田善騎手14・3%、戸崎騎手14%。
対象レースの1番人気馬に10回以上騎乗している騎手は7人いるのだが、そこでの勝率トップもやはり岩田騎手で42・9%。
一方、北村宏騎手は〔1334〕で勝率9・1%と大きな差が出た。3連複を買っているファンには良いのだが、WIN5派にとっては歯がゆい競馬が多かったようだ。
種牡馬についても見てみよう。産駒が延べ50走以上した種牡馬の勝率トップは、やはりというかディープインパクトで10・4%。これに肉薄しているのが、意外にもアドマイヤムーンで〔65543〕の10・2%だった。
勝率9・8%のアグネスタキオン、9・5%のハーツクライあたりまでは、2015年のWIN5でも重要な種牡馬になりそうだ。