濡れ場の時は恥ずかしさなし

――えぇ!? 本当ですか! では、実際に佐々木さんのご自宅も、いつもカーテンが少しだけ開いていたりするんですか?

佐々木 普段はちょっとだらしないので、カーテンが開いていることはよくありますよ。お風呂上がりは裸で部屋をウロウロしていることが多いので、家にお母さんがいると、「あんた、もうちょっと格好考えなさい!」って叱られます。

――ぜひ隣に住んで、カーテンの隙間を覗いてみたい!

佐々木 ウフフ。今度から気をつけなきゃ。

――相手役のヘイサクを演じた町田啓太さん(劇団EXILE)の印象はいかがでした?

佐々木 爽やかでキリッとしているイメージがあったのですが、けっこうヘイサクと似ているんですよね。お茶目で天真爛漫な方だったので、とても親しみやすくて。でも、私としてはありがたかったです。町田さんがキリッとしていたら、私も緊張して構えてしまっていたと思うので。

――そんなヘイサクとの大胆な濡れ場シーンもありましたね。

佐々木 童貞のヘイサクを優しくリードする、という演出があったんです。母性を全開にして、ヘイサクをたっぷりかわいがってあげました

――筆下ろしの相手としては言うことナシですよ!

佐々木 あははは。そうなんですか?

――ヘイサクが果ててしまった後、フミオが隣でニコニコ笑っている姿がいいんですよね。

佐々木 台本には書かれていなかったんですけど、実際だったら、「よかったね」っていう顔をして笑うかな? と思ったんです。それでニコニコ笑ってみました。

――これまでも濡れ場シーンは何度か演じていると思いますが、実際、照れくさかったりするんですか?

佐々木 むしろそういうシーンになると、「よし、やってやろう!」って気合いが入るんですよ。現場では恥ずかしさもないし、監督に「ここは上だけ脱ぎますか? 下も脱ぎますか?」って普通に聞いちゃう。残念ながら、撮影現場では色気のカケラもないような感じなので、ガッカリすると思いますが(笑)。

――ちなみに、ヘイサクは隙間を覗くのが好きという性癖を持っていますが、佐々木さんはどんなフェチですか?

佐々木 私は「匂い」フェチですね。特に、男性のおでこの、髪の生え際あたりの匂いが好きです。

――えっ!? あまり嗅いだことがないのでわからないのですが……。

佐々木 確かに自分ではなかなか匂いを嗅げないですね。汗臭さと男臭さ、その人の体臭がいい具合にブレンドされた、なんとも言えない匂い、とでもいいますか。

――加齢臭とはまた違うんですか?

佐々木 加齢臭が混ざっていてもいいんです。でも、それだけじゃなくて、いろんな香りが混ざった頭皮の匂いが好きなんです。仕事帰りでシャンプーをする前の、男性ホルモンがモワ~ッと漂ってくるような。

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