好スタートを切って、中団やや前目でレースを進める。残り300m付近で先頭に立ったキンカメ。1馬身半差をつけて、栄光のダービー馬に! タイムは2分23秒3。東京改修後のコースレコードとなり、史上初の変則2冠を達成した。まさに、「無敵の大王」という言葉がピッタリである。

さらに、秋は、神戸新聞杯から始動。ここでも勝利して連勝街道を突き進むかと思われたが、好事魔多し。その後、屈腱炎を発症し、引退してしまった。もし、ケガなく走り続けていたら、きっとGⅠを勝ちまくって、歴代最高クラスの名馬となっていただろう。

そして、種牡馬としても大成功を収めているキングカメハメハ。前述した京都記念の勝ち馬・ラブリーデイの他、ジャパンカップを制したローズキングダム、牝馬三冠のアパパネ、QE2世Cのルーラーシップ、最強スプリンター・ロードカナロア、ダート王・ホッコータルマエなどのスーパーホースを出している。

これからも、種牡馬としての活躍に注目していきたい。

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