日本人にとって花粉症は身近な存在で、4人に1人はそうだとか。自分自身はおろか、家族や同僚、友人に必ず誰かいて、石を投げれば必ず花粉症の人にぶつかるほど。いまなら、花粉症トークに花を咲かせることも日常茶飯事だ。

そんな花粉症だが、症状は人によって異なり、ちょっとしたケアで軽減できることもあれば、重いと日常生活に支障をきたすことも。目のかゆみや充血による、季節性アレルギー性結膜炎を罹るケースも見受けられる。優秀なビジネスマンやアスリートが春前後だけパフォーマンスを劇的に低下させることがあるが、大抵は花粉症が原因だという。

治療法には、医療機関で行う薬物療法、手術治療、減感作療法があるが、完治する率は決して高くない。抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬、点眼薬、点花薬を使った、対処療法で凌ぐ人がほとんどだ。

当然ながら症状がひどいようなら、耳鼻科をはじめとする医療機関に頼って薬を処方してもらうのが好ましい。なかには眠たくなったり、ノドが渇くという副作用も見受けられるが、近年は眠気やだるさがほとんどない第2世代の抗ヒスタミン薬や、水がなくても服用できるタイプ、子どもにも使いやすいドライシロップタイプもある。医師に診てもらい、自分に合った治療法を試すことが肝心だ。

医療的ケアと並行して、花粉症対策に効果的なグッズを使えば、さらなる効果が期待できる。いまならドラッグストアを中心に、様々なモノが店頭に並んでいるはずだ。今回は、代表的なアイテムを紹介していこう。

  1. 1
  2. 2