下着商戦前線に異常あり!?
日本において、女性下着のマーケットがどの程度の規模に達しているのか、実をいうと、マーケティング(市場調査)のプロですら、その正確な数字を把握していないという。
なぜなら、下着、インナーを取り扱っているのは、何も専門メーカーや専門ショップだけではないからだ。
例えば、ユニクロ(ファーストリテイリング)も、大手インナーメーカーという側面を持っている。
そうした状況の中、ここへきて女性用インナーマーケットが、にわかに注目を集めつつあるという。
それというのも、今年のホワイトデー商戦期間中に、女性用インナーの販売額が急激に拡大したからだ。
売れているのは、よくありがちなエロティック系の下着ではない。どちらかというと、実用系の下着の販売額が急激に伸びたというのだ。
商品によっては、普段より3倍以上も販売数が増加したのだという。
その理由については、現在その詳細を分析中だが、おそらくホワイトデーのプレゼント用として売れたのだろう、という見方がインナー業界では強まっている。
つまり、男性から女性へのホワイトデーのプレゼントとして、インナーが選択された可能性が高いのだ。
もっともこれまでも、そうしたケースが全くなかったわけではない。