1992年に北海道で生まれたフラワーパークは、予定していたデビュー戦間際に骨折し、復帰走の調整中にもまたもや骨折してしまう。初戦は1995年の秋となった。

新潟の未勝利戦は敗走するも、2走目で勝ち上がり、1200mの条件戦では、4馬身もの差を開いて圧勝した。スプリンターとしての資質を、存分に披露。1996年のシルクロードSで初重賞をゲットした。

一気呵成に、春のスプリント王決定戦・高松宮記念へ。このレースには、怪物・ナリタブライアンの短距離電撃出走もあり、大いに盛り上がった。

先行したフラワーパークは、直線で後続を離して、スプリンターズS覇者・ヒシアケボノ、実力馬のビコーペガサスなどに対し、2馬身半の完勝を演じてしまう。

さらに、同年のスプリンターズSも勝ち、スプリントG1連覇を達成。速さと華を兼備する名牝だった。

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