美和 宗男先生に帯を書いていただいた、私の本『あきれた、ふざけた地方議員にダマされない!』おかげさまで好評発売中です!

本

宗男 よかった、よかった。選挙が終わっても、それは議員にとって“ゴールではなくてスタート”ですからね!その議員が「どんな活動をしてるのか?」有権者が確認するのも必要じゃないかな。

美和 本当にそう思います!では、今回の本題に入ります。まずは「大塚家具問題」です。大塚家具は同族経営で、“創業者であり父である”勝久氏と、“現社長であり娘である”久美子氏が、経営方針の違いから端を発して従業員や株主をも巻き込こみ経営権を争った「お家騒動」です。スケールの大きな“親子喧嘩”として世間を賑わせましたよね!これっていうなれば、鈴木宗男さんと鈴木貴子さんが「政治姿勢をめぐることでケンカする」みたいな事ですよね?

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宗男 う~ん、こうなるともう“単なるケンカ”じゃないですね。経営権を争う喧嘩なら表に出さんで、そっと内輪でやれるんじゃないかと思うんです。ここが解からんですね。

美和 株主総会の結果をみると、株主は久美子社長の方に付いたという事ですが・・・。「ビジネスと政治」ではまた違うと思いますが、鈴木家で当てはめると、何十年もこの道一本で政治家をやられてきた宗男先生に、まだ2期目の貴子さんがいきなり違う意見を主張し、「お父さんが間違っているんだ!」の一点張りなんてことになったらいかがされますか?

宗男 政治家の場合は、「意見の対立」はあってもいいと思うんですよ。ただ企業の中で親子で争うっていうのは・・・まあ分からんようにやって欲しいですね。静かに・・・。

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美和 お父さん(勝久氏)の方も固定観念が固まりすぎて古いんですかね?

宗男 私は「どっちもどっち」だと思ってます。でも娘さん(久美子氏)も“自分中心の上から目線”で、自分だけが正しいと言うのはどうかと。やはり会社を作った創業者に対する敬意は必要だと思いますよ。

美和 宗男先生にとって結構遅いお嬢様ですし、かわいいでしょうから、実際のところはケンカなんてことはないのでは?

宗男 しょっちゅうやってますよ!ありきたりのケンカですよ。まぁ大塚家具のは“度が過ぎてる”と思いますが(笑)。

美和 おふたりは、根本のところの愛情は強く繋がってる感じがします。大塚家具の場合は、やはりお金が絡んでるからでしょうか?

宗男 お互いに“足りないもの”があったんでしょうな。でも「お詫びセール」とか銘打って、完売商品が続出したっていうから、結果的に上手いことやったね(笑)。

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編集 宗男先生と貴子さんは、どういったコトでケンカをされるんですか?

宗男 「お父さん、お酒をあまり飲んじゃ駄目!」だとかね。私は、家に帰っても酒を飲ましてもらえないんですよ。夜の宴席でも、貴子と一緒になるときは“チェック”されてて、2杯目になる時は「もうダメッ!」ってくるね!あと、私と女房は貴子の服装なんかに「もっと大人っぽく見せろ」と言うんだけど、「余計なコト言わないで、古いのよ!」なんて事を言われてしまいますね(苦笑)。

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美和 ホントに普通のお家ですね。

宗男 「普通の感覚」これこそが家庭にも政治にも必要なんです!
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