この数年、常にフリー転身説が囁かれていたのは、フジテレビのエースである加藤綾子アナだ。節目の30歳が、そのXデーになるのではと言われてきたが、4月23日の誕生日で、彼女は三十路を迎えた。
フジ関係者が言う。
「確かに、加藤の中で独立に気持ちが傾いていたことは間違いありません。ですが、最近、しばらくは局に残り、局アナを続けることを決めたようです」

重大な決断の背景に何があったのか?
同関係者は、
「フリー転向を考えるようになった一番の理由は、忙しすぎて自分の時間が取れないことにあったそうです。毎朝の『めざましテレビ』のほか、多数のレギュラー番組も抱え、ここ数年は選挙特番にまで駆り出されていましたからね」

特番シーズンになると、冗談ではなく、寝る時間もないような日々が続き、局近くのホテルで寝泊まりしていたとも伝わってくる。
「実は昨秋以降、上層部から"加藤の特番起用をセーブせよ"というお達しが出たんです。これによって彼女への一極集中が大きく緩和され、負担がかなり軽減されたんです」(同関係者)

昨年の秋といえば、10月27日にカトパンが『めざましテレビ』本番中に体調不良で途中退席するという、"放送事故"が起きている。
「社内でも大きな問題になったそうで、以降、"カトパンを守ろう"という雰囲気になって、彼女にとって、非常に居心地がいい環境になっていると言われていますね」(女子アナ評論家の高島恒雄氏)

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