競馬新理論 井崎脩五郎
マンツルしすぎてモン痛イ


「パイメイメイ」という、かわいい名前の牝馬が現役にいる。漢字で書けば、おそらく「白妹々」で、けがれなき妹たちよという意味。
母親の名がパイクーニャン(白姑娘=けがれなき娘)なので、そこから名分けしてもらったものと思われる。

この馬が6月14日(日)、東京12レースに出走してきた。そのとき、馬券売り場の前で会った立川末広がこう言うのだ。
「9番から12番に入った馬の、名前の末尾がすごいですよ!」

9番 ニシノイナズ(マ)
10番 メイショウカノ(ン)
11番 ブリッ(ツ)
12番 スズカプリオー(ル)

名前の末尾が、つなげるとマンツルなので、「マン、ツル!」、すなわちパイパンがこのレースのキーワードだというのである。「パイのつく馬が要注意です」

さらには、13番から最外16番にかけて、馬名の下のほうがモンイタイになっているという。

13番 サムライノ(モ)(ン)
14番 スウィープアウェ(イ)
15番 カネー(タ)
16番 パイメイメ(イ)

「マンツル」しすぎて「モンイタイ」。これはもう、牝馬を買えということですよ。たった1頭だけ出ている牝馬のパイメイメイ。

「絶対にこれです」
これがホントに1着で、響き渡る立川末広の高笑い。ああ、やだ。

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