日本最大の「競走馬のセリ市」に潜入!! この中に「2年後のダービー馬」がいる!?の画像
日本最大の「競走馬のセリ市」に潜入!! この中に「2年後のダービー馬」がいる!?の画像

7月13、14日の2日間、日本最大の競走馬のセリ市「セレクトセール」が行われ、本誌は『POGの王道』(双葉社)でお馴染みの競馬評論家・丹下日出男氏と鈴木淑子さんとともに、北海道に飛んだ。

初日、1歳馬が登場すると会場は熱気を帯び、金額はどんどん上がっていく。この日、最高価格だったのが2億3500万円のジョコンダⅡの2014(父ディープインパクト)。兄は今年のダービー3着馬サトノクラウン。丹下氏は、「1歳馬の中で抜けていい」と、その素質を絶賛した。

ほかに、ラッシュラッシーズの2014(父ディープインパクト)と、シャンパンドーロの2014(父Tapit)が2億3000万円をつけた。いかにも超良血らしい雰囲気を持つ3頭の中に、2年後のダービー馬がいるかも!?

翌日は当歳(0歳)のセールが行われた。この日の目玉は、初年度になる三冠馬で凱旋門賞2年連続2着のオルフェーヴル産駒。
中でもリュシオルの2014が8600万円、スーアの2014が8200万円と、高値で取り引きされ、場内は大きく沸いた。

2日間の総売り上げは131億7350万円と過去最高を記録。この盛況ぶりに、鈴木淑子さんは「昨年より外国から多くの方が参加され、日本の生産馬への注目がますます高まっていると感じました」と話した。

日本競馬が世界の中心となる日も遠くなさそうだ。
 

ジョコンダ
ジョコンダⅡの2014
2億3500万円
父 ディープインパクト
母 ジョコンダⅡ
▲兄のサトノクラウンは弥生賞、東京スポーツ杯2歳Sを制した。購買者は里見治氏

 

ラッシュラッシーズ
ラッシュラッシーズの2014
2億3000万円
父 ディープインパクト
母 ラッシュラッシーズ
▲「厚みがあって大きく見える」(丹下氏)。購買者は金子真人ホールディングス

 

 

シャンパンドーロ
シャンパンドーロの2014
2億3000万円
父 Tapit
母 シャンパンドーロ
▲「父母ともに米国では一流馬」という良血。購買者は金子真人ホールディングス

 

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