全ての写真を見る「ＮＨＫの朝ドラ『わかば』撮影中に１２キロも太ってしまって…顔が突然パンパンになって怒られました…ウフフ」
ＮＨＫ朝の連続テレビ小説『わかば』でヒロインを務めてから１０年余り。映画、ドラマ、舞台で活躍する原田夏希（３１）さん。木曜ミステリーに出演中の彼女に、今だから話せる朝ドラ秘話から、大御所ふたりとの逸話、好みの男性まで語ってもらったゾ！
――連続ドラマ『最強のふたり～京都府警特別捜査班～』（テレビ朝日系）ではこれまでと、ひと味違う役を演じられていますね。
原田 はい。私は死体を見るのが苦手なダメダメ鑑識官の役なんです。いつも田中要次さん演じる鑑識課長に怒られてばっかり（笑）。
――田中さんに、よく蹴っ飛ばされていますね。
原田 ことあるごとに、足を蹴られるんですよ～。
――蹴られるのって、どんな感じなんでしょう？
原田 そうですね。大きなブーツをはいているので、実は、そんなに痛くはないんです。田中さんのほうが遠慮されて、撮影前に"蹴ってもいいかな？"って聞いてこられるんですよ。
――確かに、原田さんみたいな美女に蹴りを入れるのは緊張しますよね。
原田 そんな～。ウフフ。
――鑑識官の地味な紺色の制服も、原田さんが着ると華やかな感じです！
原田 またまた。ちなみに私の衣装は途中で変わったんですが、気づきました？
――えっ、そうでした？
原田 はい。鑑識官が現場に出るときは、手袋にマスク、さらに、『アンパンマン』のジャムおじさんがかぶっているようなキャップをかぶるんです。
――ジャムおじさん（笑）？
原田 アレ？ 表現、ヘンでした？ まあ、最初はそんな格好だったんですが、マスクをしてしまうと、顔がよく分からない。それで監督が"やっぱり、マスクは外そうか"って。
――確かに、もう、マスクはしていませんね。
原田 実際の鑑識官は、唾液などが飛ぶといけないので、しているんですけど。
――そりゃ、女優さんとしては、ちゃんと顔を映してほしいですよね。
原田 まあ、そうですけど……マスクの頃は"それなら、現場シーンはメイクしなくてもいいかも"って思ってました（笑）。
――いやいや～。それは、まずいでしょ（笑）。ところで同ドラマの主役は、橋爪功さんと名取裕子さん！ 大御所ふたりと何か、お話はされましたか？
原田 橋爪さんに第１回オンエアの前日、アドバイスをいただきました。私の役はおっちょこちょいでノホホンとした女性なので、ちょっと間の抜けた感じでセリフを言っていたんです。
――それじゃダメだ！ と蹴りを入れられた？
原田 蹴りは入らないですよ（笑）。橋爪さんに"いいキャラだね"って褒めていただいて。ひとつだけ、"セリフの頭だけはポンと出したほうがいいよ"と教えていただいたんです。
――しゃべり出しはノホホンとしないってこと？
原田 そうです、そうです。そのほうがもっと良くなると。うれしかったですね。あんな大御所の方にアドバイスをいただけるなんて、めったにありませんから。
――おおっ。では、名取さんには蹴られましたか？
原田 蹴られません。蹴られるのは課長にだけです（笑）。名取さんとは現場シーンでご一緒させていただくことが多くて。あるシーンで、名取さんに指示されて私が"はい"といって、すぐに捌（は）けた（立ち去る）んです。そしたら名取さんが"すぐに捌けなくていいのよ。もっと映っていなさい"って（笑）。
――優しいんですね。
原田 はい。このドラマのポスターには"橋爪と名取……つまり最強"とあるのですが、まさに"最強のふたり"と仕事をさせていただいて幸せです。
――今回のドラマではおっちょこちょいな役ですが、原田さんといえば、ＮＨＫ朝の連続ドラマ小説『わかば』のイメージがやはり強いですよね。
原田 ２００４年放送なので、もう１０年以上前になるんですが……。今でも街で"わかばチャン！"って声をかけられることがあって、うれしいです。ただ、ふた言目には"痩せたね～"って言われますが（笑）。
――当時、ちょっと騒がれていましたよね……。
原田 ドラマの撮影中、１２キロ太りましたからね。しかも、最初は宮崎で外撮りのロケだったんです。この頃はまだ太ってなかったんですが、それから２か月後、今度はスタジオでの撮影に入った頃には、顔がパンパンに。だから、外から走って帰ってきた細い私が、"ただいま～"って家に入った瞬間、顔がパンパンに膨れるみたいな（笑）。
――アハハ！
原田 プロデューサーさんにも"シーンがつながらない！"って怒られました。
――なぜ、２か月ほどでそんなに太ったんですか？
原田 当時は本当に忙しくて、食べること以外、楽しみがなかったんですよね。それで１日３食、ガッツリ食べていたら……。
