大宴会で狙う"次の仕事"とは

こうして着々と東京に橋頭堡を築いた宮根は「腹筋を6つに割って(女に)モテたいと思った」と本人が語る不純な動機(?)ながら、昨年6月から半年で7キロの体重減に成功。『ミヤネ式らくらくボディメイク法』(幻冬舎)まで刊行し、体力も充実。そして、全国制覇に焦点を定めたという。

「宮根は、『Mr.サンデー』のスタッフ全員を1泊2日の慰安旅行に連れて行っていますが、芸者や若手お笑い芸人を呼んでの大宴会やゴルフ三昧という至れり尽くせりの内容。すべて、宮根自身が役員を務める所属事務所(テイクオフ)の持ち出しだといいます。一方、在阪テレビ局制作の『ミヤネ屋』では、これだけの接待をしているという話を聞いたことがありません。宮根自身も、"7対3で軸足を東京に置いている"と言ったとか。すべては、東京で次の仕事を狙う布石なんですよ」(前出の芸能担当記者)

その"次の仕事"とはズバリ、古舘伊知郎の『報道ステーション』(テレビ朝日系、月~金の21時54分~)。
「古舘が安倍政権に批判的なことから、上層部は番組を打ち切って、宮根で新しい報道番組をやりたがっているんです。今は、それを現場が押しとどめている状況。今年3月の番組改編時から"宮根起用"の噂が燻り続けています」(民放プロデューサー)

ただし、大阪で昼の番組(『ミヤネ屋』)があるため、番組終了後、上りの新幹線に飛び乗ったとしても、夜、東京で同時に新番組を持つのは、物理的に不可能ともいわれる。とはいえ、「そういう噂が流れること自体、宮根がすでにキャスターの世界で中核的な存在になりつつある証拠」(前出の小田桐氏)だと言う。

「そこで浮上したのが、フリーアナウンサーの羽鳥慎一を起用する説。羽鳥は宮根の事務所に所属しています。『報ステ』は、事務所で番組まるごと扱えるので、どちらにしても実入りが大きいのだとか。実に関西人らしい発想と言えます」(前出のプロデューサー)

結果的には28日にスタートする『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系、月~金の8時~)司会就任が発表されたが、「それとて事務所の力は侮れない」(前同)とか。また、
「むろん、本人が電撃的に『ミヤネ屋』から『報ステ』後の新番組への鞍替えする目は残っています」(同)

そして、その事務所だが、局アナがフリーになる際、所属先として必ず、その名が取り沙汰されるほど。
「宮根の事務所は比較的、TBSに弱いとされますが、宮根自身が同局から独立した田中みな実を口説いて引きずり込み、さらに同局の看板である安住紳一郎アナも狙っているとか」(同)

多数のフリーアナを自らの懐に入れ、東京のキー局の看板報道番組のキャスターも意のまま。宮根の野望は実現寸前だ。

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