パチスロ勝利の隠し味 松本バッチ
第35回 「対非等価交換店ワンポイント」


規制改定など、ここ最近パチスロを取り巻く環境が目まぐるしく変わっているわけですが、東京ではもう1つ変化が起きそうです。

この秋から東京都の「等価交換」店がほぼ姿を消してしまいそう、ということです。等価交換ってのはいわゆる5枚交換のことでして、5枚交換であれば千円でコイン50枚を借り、50枚のコインで千円分の特殊景品と交換できる。

それが今後はどうやら5.6枚ほどが最高交換率になりそうという話であります。つまり5.6枚交換なら、千円で50枚借りて遊んで、交換する時には56枚で千円分となるということ。

この件について、特に東京界隈ではぼちぼちザワついているわけですが、実は東京以外の土地では珍しくない現象なわけです。実際、すでに非等価交換店が主流の地域も少なくない。まぁ、僕が東京在住というのもありまして、せっかくだから今回は「非等価交換店」におけるワンポイントなんかを考えてみましょう。

パチスロを打って勝つためにやらねばならないこと(高設定を打ったり、天井を狙ったり)ってのは、等価だろうが非等価だろうが基本は変わらないわけですが、全く同じで良いかというとそうでもないわけで。非等価交換店で覚えておきたい大きなポイント、それは

「投資を抑え、なるべく持ちコイン比率を上げるべし」

ということ。“交換率のギャップ”は、投資が大きくなればなるほどビハインドが膨らんでいくためであります。

例えば、5.6枚交換の店で打っているとしましょう。投資千円(50枚)を回収するためには56枚必要となり、その差はたった6枚。ベルでも1回多く引いときゃ済むわけですが、これが1万円(500枚)となると、必要なのは560枚。その差は60枚。2万円(1000枚)なら1120枚で、その差は120枚。こういった具合に、投資額とともにそのギャップも膨らんでいくわけです。

ここで思い出して欲しいのが、ギャップが生まれるタイミングはお金でコインを借りたタイミングだということ。コインサンドから借りた300枚と、台から出した300枚では、若干意味が変わってくるわけです。

つまり、投資してコインを出して、それをレシートに変えて再び現金投資。この行為は等価交換店であれば何の問題もおきませんが、非等価交換店ではビハインドを広げる行為となってしまうわけです。

ってことは1台で粘ったほうがいいの?

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