最近ではさまざまな治療方法が確立されているものの、もし自分や家族がかかってしまったら……と考えずにはいられない病気が「がん」です。かつては死と直結する病の代名詞で、いまでも日本人の死亡原因の1位といわれています。
ご存知のようにがんとひと口に言っても種類はさまざま。政府統計の患者数調査で、がんは「悪性新生物」に分類されていて、特定の1日に入院・通院などなんらかの治療を受けていた人数の合計を算出。こちらのデータは全患者数を人口1千人あたりの人数として都道府県別に比較しています。
1位 秋田県 17.68人
2位 山形県 15.91人
3位 大分県 15.63人
4位 鳥取県 14.94人
5位 青森県 14.68人
6位 長野県 14.24人
7位 高知県 14.03人
8位 佐賀県 13.87人
9位 島根県 13.64人
10位 北海道 14.46人
出典:厚生労働省 患者調査(2011年データ)
がん患者数が最も多かったのは1千人あたり17.68人の秋田県。この数字は少なくとも100人に1人はがんを患っているという計算になります。かなり大きな数字です。逆に1千人あたりのガン患者数が最も少ないのは沖縄県の8.62人。数字で見ると身近な病気なのだなと、ちょっと怖くなりますね。
2位以下は山形県(15.91人)、大分県(15.63人)と続きます。ランク内の都道府県に東北地方がやや多い傾向に。
政府統計を細かく見ていくと、がんの種類として男性は胃ガンが目立ち、日本海側に多く見られるという興味深いデータがありました。また女性は、タレントの北斗晶さんも闘病中の乳がんが多いという結果があります。
国立がん研究センターによれば日本人のがんの推定原因は、喫煙や飲酒などの生活習慣や食生活、ほかに感染症などだということです。いつまでも健康で幸せに長生きしたいと願うのは、人間として当然の欲求です。自分だけでなく、家族も病気から守るために、生活習慣の改善とこまめな健康診断を心がけていきましょう!
※参考サイト
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do