競馬新理論 井崎脩五郎
どこまで続く、「ジ」の字の快進撃。
このところジャパンCでは、名前のなかにジの字を持つ馬が、連対しつづけている。
まず、平成23年にトーセン(ジ)ョーダンが人気薄で2着に健闘。平成24年は、牝馬の(ジ)ェンテイルドンナが、ゴール前で牡馬のオルフェーヴルをはじき飛ばして勝利をもぎ取り、(ジ)ェンティルドンナは翌平成25年も、しぶとい粘りでハナ、クビの接戦を制している。
そして平成26年は、2000メートルまでしか連対実績がなかった(ジ)ャスタウェイが、中団に控えて脚をため、2400メートル戦で2着に伸びてきた。こうなると今年は、(ジ)ャングルクルーズが軽視禁物か。前走で1600万下を勝ったばかり。これまで重賞では、共同通信杯7着(1秒0差)、青葉賞8着(1秒2差)とさっぱり。おまけに、前走からここまで3か月もレース間隔があいてしまっている。
ふつうは買えないタイプだが、たった一つだけ恐いところがある。
前走で、GⅠの天皇賞と同じ58キロを背負って勝っていることだ。手綱を取ったモレイラ騎手は、「本当にこの馬は素晴らしい。直線の伸びがじつにパワフルだった。何度でも言うが、この馬は本当に素晴らしい」と手放しの褒めようだった。
なんだか狙ってみたくなるよなあ。

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