競馬新理論 井崎脩五郎
「巨人・大鵬・卵焼き」は、人気があるものの代表だった。
これに対して、「○○・ピーマン・北の湖」は人気がないものの代表と言われた。この○○が、どうしても思いだせない。競馬場の記者席で、長老記者5人と一緒に考えたのだが、誰も思い出せない。すると若手記者がネットで調べて「“江川”と出てますよ」と教えてくれた。そうそう、江川だったなあ。
それにしても、北の湖急死(11月20日)のあとの各紙誌の報道は、その人柄を惜しむものばかりだった。それを早く教えてくれていれば、もっと応援したのにと、読んで誰もが思ったのではないだろうか。これほどの大横綱、名理事長が亡くなったのだから、競馬でも弔意を現わすような結果が出るんだろうなあと思っていたら、やはりそうだった。亡くなった2日後に行われたマイルCS。勝ったのはモーリス。見たら、馬名のなかに(ス)(モ)ーの3文字が刻まれていた。しかも、美浦の「北」馬場所属。さすがと言うしかない影響力だった。
今週は、昨年から新名称で行われているチャンピオンズC。チャンピオンには「1」「トップ」といった意味もあるが、昨年の優勝馬ホッコータルマエは、西浦勝一厩舎所属、鞍乗幸英明騎手は1月生まれだった。
今年は「ワン」ダーアキュートが1枠に入ったら要注意。

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