冬が旬なのに…「カニの日は6月22日」の意外な理由の画像
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 日本人が大好きなカニの代表といえば、タラバガニとズワイガニ。どちらもこれからの時期が旬です。脚を広げると1メートル以上にもなるタラバガニを漢字で書くと鱈場蟹。生息域がタラの漁場と重なるため、この名がつきました。カニと呼ばれていますが、生物学上はヤドカリの仲間です。

 最近は漁獲量が減少し、価格が高騰。タチの悪い業者の中には、見た目が似ているアブラガニをタラバと称して売る者もいます。安い品物の場合、本物かどうか疑ってみたほうがいいかもしれません。

 一方のズワイガニは楚蟹。楚は本来「すわえ」と読み、細くまっすぐな枝を表す文字。脚を枝に見立てたすわえ蟹がズワイガニになまったと考えられています。ズワイガニは産地によって「越前ガニ」「松葉ガニ」などと呼び名が変わり、良質なものは1杯10万円以上で取引されることもある高級品。スーパーなどで安く売っているのは、あまり大きくならないメスです。

 さて、日本記念日協会に登録された記念日には「カニの日」もあります。その日付は6月22日。カニは冬のイメージなのに、どうしてカニの日は初夏に設定されている?

答え :五十音順で「か」は6番目、「に」は22番目のため。

出題:浜川卓也

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