ビタミンCは健康に欠かせない栄養素。不足すると壊血病になったりしますが、人には体内で合成する能力がなく、食べ物から摂取しなければなりません。ビタミンCを多く含んだ食べ物として、真っ先に思い浮かぶのはレモンでしょう。健康食品の中には「レモン○個分のビタミンC」などと強調しているものも少なくありません。食品業界では、レモン1個分のビタミンCを20ミリグラムで計算しているそうです。
「レモン50個分のビタミンC」と「レモン100個分のビタミンC」。2つの商品が並んでいたら、なんとなく100個分のほうを選んでしまいそう。しかし、ビタミンCは多ければいいというものではありません。
食品に添加されるビタミンCは化学合成されたもの。研究者の中には、「合成ビタミンCは天然ものより活性酸素を多く発生させるので、老化を促進したりガンの原因になる可能性がある」と指摘する人もいます。ついでに言うと、ビタミンCの代名詞のようになっているレモンは、特にビタミンCが多い食品でもありません。レモンよりビタミンCが多い食べ物はけっこうあります。
(1)~(3)は、いずれも100グラム当たりのビタミンC含有量がレモンより多い食品です。このうち、もっともビタミンCが豊富なのは?
(1)赤ピーマン
(2)茶葉(煎茶)
(3)焼き海苔
答え :(2)
出題:浜川卓也