地味でも「ご当地缶詰グランプリ」金賞受賞!! いま注目の絶品缶詰「またぎ汁」とはの画像
地味でも「ご当地缶詰グランプリ」金賞受賞!! いま注目の絶品缶詰「またぎ汁」とはの画像

 いま、缶詰ファンの間で最も熱い視線が注がれている缶詰はなにかご存知ですか? それがコチラ。新潟県で作られているご当地缶詰「またぎ汁」です!!

「猟師鍋」というアヤシさすら感じてしまう響き、どこか昭和感漂うレトロなパッケージの缶詰ですが、なんと『FOODEX JAPAN2015』で行われた「ご当地缶詰グランプリ」で、金賞を受賞した知る人ぞ知る美味缶なんです! ちなみに『FOODEX JAPAN』というのは、アジア最大級の食品・飲料専門の展示会で、1976年から毎年開催されています。一般客は入場できず、子どもの入場も不可。フードサービスにたずさわっている味にうるさい人たちが集まる、この展示会で「金賞」を獲得するということは……ヘタなクチコミサイトの記事に頼るより、よほど信頼ができちゃうわけなんです。

またぎ

 さて、気になる中身はというと、大根、骨付き鶏肉、まいたけ、なめこ、ニンジン、細竹、わらび……と、ワイルドさを感じさせる新潟の食材がてんこもりです。ご自身で缶を開けたときの喜びをぜひ味わっていただきたいため、あえて中身の写真は掲載しませんが、そのボリューム感には、きっとびっくりしていただけるはず。鶏のダシと野菜の甘みが効いていて、あっさりとした醤油味です。素朴ながらもじんわりと身体に染みわたっていくような旨味は、リピート確定問題ナシの逸品です(ただし、大人向けの味なので、お子様にはおすすめしません)。

 缶詰の中身を鍋にあけ、火にかけて温めるだけで十分に美味しくいただけるうえ、4~5人前(820g)という大容量でおみやげに丁度いい価格なのも嬉しいところです。販売場所によってやや値段に開きがあり、700~1000円ほどでしょうか。私は高速道路のSAで購入したのですが、700円+税でした。保存可能な期間が2~3年程度と長く、冷たいままでも美味しく食べられるので、非常食・保存食としてキープしておいてもいいかもしれません。個人的には、小麦粉と片栗粉を4:1程度の割合で混ぜて少量の水で溶いた「すいとん」を、アツアツに熱した「またぎ汁」の中に落としていただく「またぎすいとん汁」がオススメ。山梨名物の「ほうとう」や、太めのうどんを加えていただいてもおいしいので、アレンジして楽しむのもアリでしょう。新潟県内の道の駅やスーパー、高速道路のSAやPAなどで見かけたら、即買いをオススメしますよ!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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