まずは見た目から。タスキ掛けのベルトポーチやシザーバッグを活用している人はプロ率が高いです。貴重品や商売道具のメモ帳、電卓、スマホを普通のバッグに入れていると邪魔になるうえに盗難の心配もあるので、プロは七つ道具を肌身離さず立ち回るのです。

 何台もの釘を見ている人はある程度の上級者と言えますが、いかにもプロっぽいポーズをしている人ほど実は実力は低いのです。本当にパチンコがうまい人の仕草は最小限で、見る時間も一瞬だけ。歩きながらの目線に注目です。

 演出時のボタンの押し方でもわかります。押し方というより表情ですのう。そもそもプロはボタンを押す演出を面倒くさいと考えてるので、大当たりしそうな激アツ演出もハズレ濃厚のガセ演出も関係なくいつも無表情。押さずに放置しているプロも多いです。同じように、1000回転ハマリを喰らおうが、20連チャンを炸裂させようが眉ひとつ動かさずに打っている人がいたら、これもやはりプロでしょう。

 もっとわかりやすいのは、大当たりするたびにスマホやケータイを取り出してポチポチしてる人。これはデータをこまめに記録してるんですのう。普段はスマホの画面を眺めていて、データ入力の時だけガラケーを使い分ける“二丁拳銃”の使い手がいたらガチのパチプロです。大当たりや右打ちが終わると上皿の玉を抜いてしまう人もプロ。これは大当たり後でも、どのくらいの玉でどのくらい回るのかきちんと把握するため、なんですね。

 誰が見てもすぐにわかる見分け方はこんな感じです。でも、ここまで説明しておいてなんですが、先ほども言ったとおりすぐに見破られるパチプロというのは、実力的にあまりたいしたことはありません。目立ってしまうとホールや同業プロからマークされ、短命に終わってしまうからです。

 滅多にいませんが、技量や知識はすさまじいのに、そのオーラをうまく消す人がハイレベルなプロだと言えます。こういうプロがいる店は本当に勝てる優秀店。そんなプロが粘っている台があればお宝台濃厚でしょう。露骨な横取りはオススメしませんが、違う日にコッソリ打ってみるとその選球眼を学べるかもしれません。

 人間の第一印象はなかなか消えないので、いかに平凡な人物と思わせるかがプロにとっての生命線でもあります。視線を感じた瞬間にボタン連打する演技をしたり、ケータイのデータ入力をギリギリまで記憶してトイレで打ち込んだり、カモフラージュで回らないダメダメ台に座るフリをしてみたり。

 ……これらの猿芝居は、全部わしのことですけどのう(笑)。人間観察だけで喰っているマーク専門プロがいるほどなので、プロからみたプロはやっぱり商売敵。逆に台知識や釘読みができなくても、勝てる方法があるという証明なのです。みなさんもホールで凄腕プロを探してみてください。そのホールや機種は期待できるかもしれませんよ♪

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