ツライ時にはコレ! 風邪の症状別「オススメの食べ物」教えます!!の画像
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 毎年冬になると、インフルエンザが猛威をふるいはじめます。ワクチンや手洗い、うがいなどでどんなに予防を心がけていても、なっちゃうときはなっちゃうモノなんですよね。感染してしまったら病院にいって薬を飲んで寝るのが一番の対処法です。あとは食事で回復の後押しをしましょう。ここではインフルエンザや風邪にかかったときの症状別に「摂るべき食べ物」を紹介していきましょう。

●せき、痰:ハチミツ、梨、ゆず、かりん、レンコン、ゆり根など
 肺や皮膚、腸に潤いを与える働きがあるハチミツは、せきが出る風邪にオススメです。空気の乾燥によるノドの痛みやせきには、ひと口大に切った梨をハチミツで煮た「梨のハチミツ煮」もいいですよ。

●ノドの痛み:番茶、牛乳、キンカン、野菜スープ
 香辛料が使われた食べ物や熱い物はノドを傷めるのでNG。昔からノド風邪によいといわれているキンカンは、薬効の多くは皮にあり。ぜひ丸ごと食べましょう。よく洗って、ハチミツと一緒に煮つめたシロップをお湯にといて飲むとGOOD。爽やかな香りには、気持ちの落ち込みを緩和させるアロマ効果も。

●吐き気:スポーツドリンク、麦茶、野菜スープ、生姜、梅干し、果汁など
 何か食べると吐いてしまうときは、脱水に気をつけて。水分だけは十分に摂っておきましょう。また漢方でも使われる、みかんの皮を天日干しにした陳皮(ちんぴ)は風邪のときのお助けアイテム。消化吸収を高め、食欲不振、吐き気、下痢を改善します。肺にたまった余分な湿気を取り除き、痰の多いせきや胸苦しさを改善する働きもあります。陳皮は、みかんを食べた後の皮をベランダなどに干しておき、十分乾燥したら保存瓶に入れます。カビ対策にシリカゲルを入れて保存し、毎年作り足しておくといいですよ。

●下痢:おかゆ、重湯、梅干し、湯豆腐、りんご、麦茶、スポーツドリンク
 ノロウィルスなどウィルス性の下痢の場合は食べないのが一番ですが、脱水症状予防に水分だけは摂っておきましょう。また、梅干しは腸の働きを整え、下痢だけでなく便秘にも効果を発揮します。梅干し粥や梅茶がオススメですよ。子どもや高齢者の下痢症状には炒った米も効果アリだそうです。

●頭痛:セロリ、カブ、ウド
 セロリ独特の香り成分・アビインは気の巡りを良くし、めまいやのぼせ、頭痛の改善が期待できます。香りが強めのものを選ぶといいでしょう。また、カブは頭にのぼった気を下げる作用があり、のぼせやイライラ、頭痛に効果があります。ウドには体に溜まった湿気を取り除く働きがあり、頭痛の悪化防止になります。

●食欲不振:梅干し、大根おろし、シソ、果物
 大根にはジアスターゼという消化酵素が多く含まれるため、胃もたれや消化不良、おなかの張りなどの症状改善に適しています。ジアスターゼは熱に弱いので、大根おろしやサラダなど生のまま食べるとよいでしょう。また、果物の女王と呼ばれるマンゴーは胃を丈夫にして消化を円滑にするパワーがあるとか。実は、車酔いによる吐き気にも効くのです。

●体力減退:ヨーグルト、チーズ、味噌、漬け物などの発酵食品、山芋、卵、牛乳、ニラ、ネギ、果物
 りんごは体を冷やさないので、冷え性の女性や子ども、高齢者でも安心して食べられる果物です。胃腸の働きを高めて消化を促進し、疲労を回復します。「りんごを食べれば医者いらず」といわれるぐらいですから積極的に食べたいですね。また、山芋は漢方でも滋養強壮に使われ、元気や体力がない人向けの食材です。健やかな発育も促すので、子どもには常食させるといいでしょう。

 風邪にかかったら基本は安静にすることです。無理せずゆっくり休みましょう。そして予防のためにも、健康な身体づくりのためにも、日頃から食事には気をつけたいものですね。

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