「花粉症」は腸内環境で軽減できる!! 食生活で花粉症対策のススメの画像
「花粉症」は腸内環境で軽減できる!! 食生活で花粉症対策のススメの画像

 暖かくなるにつれて気分もアガる、とはいかないのが花粉症の人。筆者である私自身も、もともとはかなり重度の花粉症でした。しかし、腸の持病を抱えることになって、腸内環境の改善に努めてみると症状は一変。友人たちのくしゃみや涙目を見て、はじめて花粉症が流行っているのだなと気づくくらいになりました。腸内環境の変化によって、花粉症に耐性がついたようなのです。そこで花粉症の緩和にも役立つ、腸内環境の改善方法をご紹介をしましょう。

●炎症物質を抑える
 鼻づまりを引き起こす物質は、肉の脂に多く含まれている「必須脂肪酸」から生成されるので、脂肪の多い肉は少し控えたほうがよいかもしれません。また、その脂肪酸はリノール酸から変化するため、一般的な揚げ物やマーガリンは量を減らすことが賢明です。

●腸内細菌のバランスを整える
 善玉菌が優位になるような環境作りが大切なので、甘くないヨーグルトや納豆、味噌、漬物を適度に摂取します。胃酸で死んだ乳酸菌は小腸の免疫機能を活性化しますし、生きて腸に届いた乳酸菌は大腸内の善玉菌を増やします。なお、善玉菌は短期間で死ぬため、定期的に摂ることをお勧めします。

●善玉菌にエサをあげる
 善玉菌の好物はオリゴ糖と食物繊維。オリゴ糖は大豆やバナナ、ハチミツ(免疫力のついていない乳児にはNG)などに多く含まれ、食物繊維はきのこや海藻に多く含まれます。魚類や大豆、海藻に含まれるグルタミンを摂ることでエネルギーに変えるのもおなかの環境作りにひと役買うことになるでしょう。

 私自身、10年前の食生活と比べて、白米に味噌汁、納豆や漬物といった和食を摂ることが多くなりました。気にはしていませんでしたが、その食事に含まれる栄養が知らず知らずのうちに「対花粉症」の身体を作っていったのかもしれません。今年も滝のような鼻水に悩む前に、皆さんも試してみてください。

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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