ライターをやっていて良かったこと、これは人それぞれだとは思いますが、私にとっては、「仕事で堂々とパチンコが打てる」のが一番です。開店前のパチンコ屋に並んでいるとき、これから出社&登校する人からの冷たい視線を感じた経験はありませんか? こういう時、「私も仕事だからね!」と思うことで、後ろめたさを消すことができます(笑)。

 週に7日パチンコを打ちにいっても、言い換えれば、休みも取らない仕事熱心。パチンコ好きにとっては最高の仕事ですよね。他にも、まだホールに入っていない新台をメーカーで打つことができる、たまにタレントさんと一緒に仕事をすることがある、といったミーハー的に楽しいこともあります。

 あとは、コラムや番組の感想をダイレクトに聞かせてもらえるのも嬉しいですね。これは編集部員時代にはあまり経験できなかったことのひとつ。自分の仕事への評価がハッキリとわかるのは、プレッシャーも強く感じますが、何よりやりがいは大きいですね。フリーライターへの転身ははじめは不安でいっぱいでしたが、今はこちらのほうが向いていたかもしれないと思えるようになりました。

 逆に辛いのは、ベタですが負けが続くとき。ライターになって間もない頃、『踊るパチンコCRピンク・レディー2011』のデータ採り(攻略誌に掲載する数値を算出するため、実際に台を打ってデータを集めること)で、先行導入地の名古屋へ遠征したんです。

 当初は2日間の予定だったのですが、私のヒキが悪過ぎて、2日連続で1000回転以上の大ハマリを喰らい、10万円以上の負けを喫してしまいました……。当たらないのでデータも集まらず、泣く泣くもう1日延長。しかし、今度は1600回転を超えるハマリを喰らい、結局データが集まらないまま負債だけが増え、3日で20万近く負けてしまいました。これが、ライターをやっていて一番辛かった思い出ですね。ちなみに、こういった雑誌のデータ採りでの実戦も自腹なので、本当にキツかった~(涙)。

 あと、最近特に辛いと感じることですが、気持ちよく勝っていたとしても、「どうせ店から出る台を教えてもらってるんだろ?」と言われてしまうんです。これには「教えてもらってないから!」と何度も答えてますが、わかってもらえないことが多いのなんのって……。そもそもパチンコに関しては、「今日確実に勝てる台」なんて、お店側もわかりません。パチンコは、勝ったり負けたりを繰り返しながら、少しずつ年間収支をプラスにしていく遊びなんです。だからたまたま勝っていたとしても、お店から確実に出る台を教えてもらっている、なんてことはないんですよ。そろそろ信じてもらえないかなぁ(笑)。

 謎の存在「パチンコライター」の生態が少しでも伝わりましたでしょうか? 苦労もありますが、仕事でパチンコが打てる最高な職業だと、私は思ってますよ。それでは、みなさんのパチンコライフも最高なものになりますように。GOOD LUCK☆ 

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