今年、高松宮記念が行われる「3月27日」は、競馬風俗研究家の立川末広によると、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出発した日なのだそうだ。

 ほれ、ここにと「史話366」(ブリタニカ編)という本を差し出すので読んでみたら、「奥の細道」の〈旅立〉にある文章が次のように紹介されていた。「弥生も末の七日(すなわち三月の二七日)、明ぼのの空朧々として、月は…」。おお、たしかに芭蕉は3月27日に旅立っているんだなあ。ということは、今年の高松宮記念のキーワードは、ズバリ、松尾芭蕉かも。

 尾関厩舎のサクラゴスペルが出走を表明しているので、これが出てくるようだと、高「松」宮記念に「尾」関厩舎ということで、つなげると「松尾」。このサクラゴスペルが入った枠が激走枠ということは十分考えられる。

 しかし、やっぱり、いちばんシンプルなのは、これかもなあ。前走の阪急杯をタイレコードで勝ったミッキーアイルと、高松宮記念で3、5、2着と掲示板に乗り続けているハクサンムーン。これにオーシャンSを勝ってここに出てくるエイシンブルズアイを加えた、3頭の馬券。

ミッキーアイル 5歳
ハクサンムーン 7歳
エイシンブルズアイ 5歳

 これだと年齢が、俳句とぴったりの「五・七・五」だ。

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