レオ子のぱちんこ堅勝ゼミナール
第36回 最近のホール事情

 パチンコライター・森本レオ子が、パチンコで手堅く収支をアップさせるコツを伝授する本コラム。少しワタクシごとな話になってしまって恐縮ですが、今回は産休・育休で約1年パチンコを休んでいた私が、復帰した時に感じた体験談について書いてみようと思います。

 知らない方も多いと思いますが、この「ぱちんこ堅勝ゼミナール」を書かせて頂いているワタクシ森本レオ子は、日々子育てに奮闘する一児の母でございます。昨年3月に第一子となる男の子を出産し、昨年末あたりから本格的に仕事復帰。会社勤めのお仕事だと、だいたい妊娠9カ月目くらいから産休を取得する人が多いですが、私の場合は、妊娠がわかった段階から仕事を調整し、安定期に入る前には自宅でできる原稿仕事以外の業務は休業に入っておりました。

 パチンコライターという仕事はどうしてもホールに足を運んでパチンコを打たなくてはいけませんが、最近クリーンな店が増えたとは言え、タバコの副流煙と騒音が響くホールに妊婦が足を運ぶわけにはいきません。ですので、私の場合は産休・育休を合わせると、1年以上もの間パチンコを休んでいたことになります。これだけ長期間パチンコを打たなかったのは、十ウン才の時にパチンコを覚えて以来、初めてのことでした。

 これだけ長い間パチンコから離れると、初めてホールに入った時はちょっとした浦島太郎状態になりました。一番驚いたのは「筐体」でしょうか。産休前と同じ筐体を使っていたのは三洋、サミーくらいのもので、他は軒並み変わってしまっていたんです。筐体が変わるとホールの風景ってものすごく変わるものなんだって、初めて気がつきました。

 以前なら、どの台がどこに設置されているのかを遠目でも筐体で判別できたのに、復帰後は真っ先にホールに入店しても、どの台がどこにあるのかはおろか、遠くから見ただけではどのメーカーの台がどんな筐体かもわからなかったのです。狙い台を探すのにも時間がかかってしまい、非常に不便でした。

 たった1年でこれだけ馴染みのない風景になってしまうとなると、久しぶりにパチンコ店に足を運んだ人は確実に戸惑うと思います。もう自分の知っているパチンコじゃないかもしれないと、リピーターになることなく、完全にパチンコを卒業してしまう人も多いのではないでしょうか。

 ただ、見た目の変化とは裏腹に、演出についてはあまり変化がないように感じました。相変わらず「保留変化」「疑似連」が演出の軸になっていて、1年ぶりの遊技、しかも初見の台での実戦だとしても、どんな演出が起これば大当たりに繋がりやすいのかは、すぐに理解できました。

 強いて変化を挙げるとすれば、「役モノ」演出の重要性はかなり低くなったんじゃないでしょうか。数年前までは、スーパーリーチへの発展時に「役モノ」が動くかどうか、そこが最重要と言っても過言ではない機種が非常に多かったのですが、今はそうでもなくなってる気がします。役モノが重要なのは、今のメイン機種では『牙狼 魔戒ノ花』くらいじゃないですかね。もしかしたら、京楽の機種が全盛期だった時にパチンコを打っていた人が、今久しぶりに打ったなら「この程度で当たるんだ!」とビックリするかも。あ、でも、その分液晶演出はより派手になってるから、もしかしたら「毎回転アツい!?」「予告がアツそうなのになんで役モノ出ないんだ?」なんて思うかもしれないですね(汗)。

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