高松宮記念(3月27日)の4枠を見た瞬間に、この枠は堅いと思った。
4枠 (サ)トノルパン
〃 (ア)ルビアーノ
この、()で囲った部分をご覧になっていただきたい。4枠両馬の頭文字をつなげると、アサになっていたのである。
ベラ棒な高視聴率を叩き出した、NHK朝の連続テレビドラマ『あさが来た』。その最終週を翌日(3月28日)からに控えているだけに、
「競馬も
(ア)ルビアーノ
(サ)トノルパン
が来た――ッ」
という見出しが、高松宮記念の結果を伝えるスポーツ紙に載るのではないかと読んだのだ。
ところが結果はというと、アルビアーノは、3週間というレース間隔が短かいということなのか、伸びを欠いて3着止まり(デビュー戦後の連対はすべて5〜7週のレース間隔で記録したもの)。そしてサトノルパンに至っては、疲労で阪急杯の出走を見送った、その疲労がまだ残っていたのか、シンガリ18着だった。
勝ったのはビッグアーサー。翌日のスポーツニッポンには、「びっくりポン!驚異的レコード1分06秒7アーサーが来た」という見出しが躍っていた。うまいねえ。
「井崎脩五郎 競馬新理論」最新記事