女子力もアップ!?「マーケティング力」が、女性を幸せにするの画像
女子力もアップ!?「マーケティング力」が、女性を幸せにするの画像

 ファイナンシャルプランナーの方に、女性がスキルアップを図るためには何を学んでおけばいいかを尋ねてみました。すると返ってきたのは「英会話」「財務知識」「マーケティング」の3つという答え。英会話と財務知識は理解ができる人が多いと思います。では最後の「マーケティング」とは、いったいどんな知識なのでしょう。

「物事について深く広く考えること」それがマーケティングの基本です。マーケティングとは簡単に言えば「販売戦略」のことで、たとえばAという商品があるとして、その商品を「誰に向けて」「いくらで」「どのように売ればいいか」を考え、実行することを指します(ただ考えるだけではマーケティングとは言いません)。

 生活に関する商品を吟味し、購入するという“家事”を担っているのは圧倒的に女性が多いことから、今さまざまな企業において“女性視点でのマーケティング”が行える「女性マーケター」が求められています。

「Aが流行ってるみたいだから売ったほうがいい」「主婦の間でAは人気がある。だから売るべきだ」などと、憶測+希望的観測のみで推すのではなく、「Aがどれくらい売れていて、こういう理由があって流行っている」「主婦の間で人気があるのは、Aにはこういう特長があるためだ」と、データや資料を集め、集計し、それらをもとに誰に対しても説明できるのが「女性マーケター」です。女性マーケターになれれば、それだけであなた自身のスキルアップ、キャリアアップにつながり、将来的には給与アップにつなげることができるのです。

 ちなみにこうしたマーケティングのテクニックは、家庭においても役立ちます。マーケティングのスキルの中に「ベネフィット」というものがあり、これは商品が客にどんなよいことをもたらすのか、客が欲しがる理由、つまり客にとっての「メリット」を指します。

「夫がコーヒーを飲みたがっている」→「コーヒーのベネフィットは、リラックス効果、または眠気覚まし」→「今、家にはコーヒーがないけれど、その代わりになるよう濃い緑茶を入れてあげよう。それと、肩を揉んであげて癒しを提供してあげよう」

 このように「ベネフィット」について考られるようになれば、夫婦喧嘩も減り、仲睦まじい家族関係を続けることができるようになるはずです。

 マーケティングを学べば、人間としても女性としてのスキルアップも一石二鳥で手に入ります。あなたがもし真の女子力向上を狙っているのであれば、今すぐ「マーケティング」を学ぶべきですよ!

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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