ゴールデンウィークを利用して、あちこちに出掛けていた立川末広が、またいろいろ「落書き」を採取してきた。居酒屋の壁だとか、あるいはトイレに書いてあったのを、メモしてきたもの。人間は、原初の時代から洞窟に落書きを残してきたように、ふと何かを書き残したい衝動にかられる動物なんだろうなあ。

――北海道の竜飛崎(たっぴざき)の近くで。
「勃っピ崎」
うまいよなあ。

――宝塚記念のカレンミロティックで大儲けして、高級な夜のお店に行けました、とあり、
「ミロティック 俺も凄いぜ 舌(ベロ)テック」
平成26年の宝塚記念で、カレンミロティックが9番人気で2着に粘って、あれで大儲けしたファンの作らしい。

――浅草のカラオケスナックで。
ZARDの『揺れる想い』の歌詞カードが、書き変えてあった。
「揺れる 重い バストが感じて…」

――世の中は、ちょっとの違いで大違いだ。埼玉のスナックで。
「梅の花が落ちる 梅で鼻が落ちる」

――ヒダとクリで頑張れ。
「ヒダリー・クリントン!」

 日本人は世界でいちばん駄洒落好きって、ありゃホントだな。

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