1本で消臭・制汗・除菌まで!万能「ミョウバン水」の作り方の画像
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 夏になると気になるのは、ワキ汗。服にシミができたりすると、女性にとってはとても恥ずかしいものです。また、汗と皮脂が混じり合い、ニオイの原因にもなります。タオルケットなど寝具に染みた寝汗も毎日洗えるわけではないので、不快感がありますよね。

 制汗スプレーや消臭スプレー、除菌スプレーなどさまざまなスプレーを常備している人も多いことでしょう。頻繁に使うためにスプレーがすぐになくなってしまったり、ストックするにも置き場所に困ることもあります。そんな時に、「制汗、消臭、除菌」と一本で済むものがあったらいいと思いませんか? ここではそんな3役をこなす「ミョウバン水」の作り方をご紹介します。まずはミョウバン水のベースとなる原液を作りましょう。

 ミョウバン水の原液は、まず空の500ミリリットルのペットボトルを用意し、そこに焼きミョウバン10gと水道水300ミリリットルを入れます。振ってしっかり混ぜたら、1日程度冷暗所で放置します。これで原液の完成です。

 ミョウバン水に使う「焼きミョウバン」はナスの漬物の色落ち防止や市販のウニ等に食品添加物として用いられています。スーパーなどでは、漬物コーナーなどに置いてあります。原液を作る際、水道水を使うのは、塩素が入っているため腐りにくく日持ちするからです。また1日程度置くことでミョウバンがしっかり溶けて透明になります。作った原液は1カ月程度で使い切るようにしましょう。

 また、食品添加物に使われているからといって飲んではいけません。間違って子どもなどが飲んでしまわないように、ペットボトルに分かりやすいマークや「飲んだら危険」と文字を書いたり、子どもの手の届かないところに置くようにしてください。

 作った原液を、空のスプレー容器等に入れ、水道水で10~30倍ほどに薄めて使います。肌荒れは起こしにくいですが、合わない場合もありますので様子を見ながら使用しましょう。制汗スプレーとしてワキや足などに使う場合は30倍ほど薄めたもので試してください。カーペット等、カビの発生を防ぐのにも使用できます。その場合は、10倍に薄めたものを使用します。靴の中の消臭にも使えますよ。

 ミョウバンにはアルミニウムが含まれています。厚生省によると、食品添加物として口に入る場合は、1日当たり大人は50mgまでなら健康に影響はないそうです。なお、制汗スプレーとして肌に使用する分には、アルミニウムが皮膚から吸収されることはないそうです。

 簡単に作れて便利なミョウバン水で夏を爽やかに過ごしましょう!

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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