今が旬「イワシ」には、美容系サプリ並みのパワーが!?の画像
今が旬「イワシ」には、美容系サプリ並みのパワーが!?の画像

「鰯」は、魚へんに弱いと書きます。イワシは陸にあげるとすぐ弱るので、「弱し(よわし)」→「いわし」という名前になったそうです。イワシは、フライや天ぷら、煮つけやオイルサーディーンなど、さまざまな料理で食べられています。特に6月の梅雨から7月末にかけて獲れるイワシは「入梅イワシ」と呼ばれ、一年で最も脂が乗っており、とろけるように美味しいそうです。

「頭が良くなる」といわれるDHAもイワシには豊富に含まれています。なんとイワシには、サケやアジよりDHAが多く含まれているそうです。

 頭が良くなると言っても、もちろんイワシを食べた後にすぐに勉強ができるようになるという意味ではありません。しかし、マウスの実験では投与によって迷路を脱出するスピードが上がったという実験結果もあるので、頭の働きに作用している可能性はあります。

 またマイワシ一尾には、一日に必要な量のビタミンDとビタミンB12が含まれます。ビタミンDは骨の健康バランスを整える働きがありますので、普段紫外線対策であまり日に当たらない人はビタミンDが豊富なイワシを食べるといいかもしれません。ビタミンB12が不足すると、貧血やめまい、頭痛、吐き気、肩こりになるので、こちらも大事な栄養素です。

 ほかにナイアシンも多く含みます。ナイアシンは皮膚や粘膜の健康を維持するのに必要な栄養素です。お肌を健やかに保ちたいという人は積極的に摂りましょう。美容系サプリなどでよく見られる「コエンザイムQ10」も含まれます。コエンザイムQ10は、抗酸化作用を持ち、細胞の働きを高める作用があるため、アンチエイジングに期待が持てます。イワシは、コエンザイムQ10の含有量がトップクラスの食べ物です。

 弱い魚という名前のイワシですが、実はとんでもないパワーを秘めたお魚。美味しいこの季節、ぜひ食卓に一品いかがですか。

長谷川正和
86年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現VTR等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。

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