「クレジットカード」で、絶対やってはいけないこと “知っておきたいトラブルの種”の画像
「クレジットカード」で、絶対やってはいけないこと “知っておきたいトラブルの種”の画像

 諸外国に比べると、日本では普及率が低いといわれる「クレジットカード」。とはいえ、外出先での買い物や食事、ネットショッピングなどで大活躍。社会人ならば誰しも1枚は持っているのではないでしょうか? カードによってはポイントやマイルも貯まり、節約の意味でも効果的です。

 そんな、お得で便利なクレジットカードですが、使い方を間違えると大変なことになることも。ヘタをすると、とてつもない金銭的被害に遭うことだってあります。ここでは、思わぬトラブルを防ぐための「クレジットカードのNG行為」をいくつか紹介しましょう。

◆署名をしないで持ち歩く
 クレジットカードの裏面には署名欄がありますが、必ず自分自身の名前を記入してから持ち歩くこと。というのも、ちゃんと管理できていれば問題ありませんが、もしカードを紛失したとき、署名がないと盗難保険の対象外になってしまうからです。
 そもそも、署名した状態のカードだと、紛失して第三者に不正に使われたとしても、盗難保険が補償の範囲内で損失をカバーしてくれます。ところが無署名のカードだと、悪用されても損失は持ち主自身がかぶらないといけません。わずかな金額なら「仕方がない」で済むかもしれませんが、それが100万円だったら諦めきれませんよね。「届いたら署名」これはクレジットカードの鉄則です。

◆カード番号、暗証番号、利用期限を他人に教える、あるいは他人に使わせる
 クレジットカードのカード番号、暗証番号、さらにカードの利用期限を他人に教えてはいけません。厳密にいえば、家族にすら教えてはいけないのです。ネットショップの場合、名前、カードブランド、番号、利用期限の入力のみで、暗証番号なしで買い物ができたりもします。忘れてはいけないからと、カードの隅っこに暗証番号を書いたり、暗証番号を誕生日などわかりやすい数字にしておくのも危険です。
 また、カードを他人に使わせてもいけません。家族に貸して紛失してしまった場合、やはり盗難保険の対象外になってしまいます。家族にもカードを使わせたい場合は、家族カードを発行しましょう。

◆リボ払いを安易に利用する
 毎月、5000円や1万円など、定額を払うだけですむ「リボ払い」。毎月の返済負担が減るという理由で、安易に使う人もいるようですが……実はこれもオススメできません。リボ払いは返済のうち利息部分が大半を占め、元金はほとんど減らないという仕組みになっています。いつまでたっても返し終わらない、いうなればクレジットカード会社にとってオイシイ商品なのです。無計画に利用すると、いつの間にか自己破産……というケースもあるので要注意です。

◆身の丈に合わないカードを持つ
 最近は、年会費1万円など、ローコストでゴールドカードを持つことができたり、あるいはそれ以上のプラチナクラスでも年会費数万円と、ハイクラスカードの敷居が低くなりました。ついつい「特典がいいから」「ちょっと見栄を張りたい」なんて軽い気持ちで持つ人もいるようです。
 とはいえ、こういったクレジットカードが本当に役立つでしょうか。手厚い旅行傷害保険が付帯していたとしても、そもそも年に何度、飛行機を使って出かけるのか。高級レストランやホテルの優待もしかり、ライフスタイルにマッチしない特典があっても、使わないと元は取れません。むしろ、年会費0円でも魅力のあるカードはたくさんありますから、そういったモノも含めて自分にあったものを選んでいきましょう。

 いかがでしょうか。使い勝手の良いクレジットカードであっても、使い方を間違えると、とんでもないしっぺ返しをくらいます。もちろん支払いの遅延も大きなNGで、常習犯になると、自動車ローンや住宅ローンが借りられなくなることもあります。「クレジット=信用」ですから、正しく使うようにしましょう。

本日の新着記事を読む