その後も言った言わないの押し問答が続いたが、上沼が折れる形で、「さんまさんが“言ってない”っていうことは受け止めました」と譲歩。最後には上沼が、「さんまさん、ごめんなさいね」と両手を合わせ、握手して退場する上沼をさんまが見送り幕引きとなった。「あの上沼さんが、最後に“折れた”のには驚きましたね……」 こう話すのはスタジオにいた関係者の一人。なぜなら、オンエア上は雪解けが演じられたが、現場は終始、凍りついていたからだ。

「最初、口論はネタかなと思っていましたが違いました。現場は本当に険悪なムードだったんです。生放送ですからテレビに映っている間はよかったんですが、スタジオが凍りついたのはCMに入った瞬間でした。さんまさんも上沼さんもお互い顔を合わせることも、言葉を交わすこともなく、ずっと無言で正面を睨んだままだったんです」(前同)

 両者とも怒りは収まっておらず、上沼を言い負かした形となったさんまは、25日放送のラジオ『ヤングタウン土曜日』で、改めて上沼との不仲説を、「不仲もクソも、不仲になるほど会ったこともないし、芸能界の大先輩ですし、(不仲に)なりようがないんですよ」と総括。番組で、さんまを責め立てた上沼のことを、「(番組を盛り上げようとする)サービス精神だと思う」と語った。

「しかし、さんまさんは相当、根に持っていましたよ。あの温厚なさんまさんが、上沼さんに“間違っているので謝ってください”と言い切ったんですからね。さんまさんにしてみれば、お笑いBIG3として四半世紀以上、テレビの最前線で戦い続けてきた自負がある。上沼さんも関西では絶大な人気を誇る“女帝”ですが、そこは、全国区の自分とは大きな差があると思っているはずです」(前出の関係者の一人) “手打ち”が無事に済んだかと思いきや、実際にはさらに大きな溝ができ、2人は、これで“本当の共演NG”となったようだ――。

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