――今や、紅白には欠かせない目玉の一つですからね。そんな水森さんの今年の新曲が、白鳥の飛来地として知られる新潟の瓢湖(ひょうこ)を舞台にした『越後水原(えちごすいばら)』。3月に発売すると、オリコン週間シングルCDランキングで5位! 大ヒットですね。

水森:ここ2作が、わりと明るめの軽い曲調だったのに対して、『越後水原』は笑顔を封印するくらい切ない女心を歌った、久しぶりに重厚感のある曲調なんです。『鳥取砂丘』や『東尋坊』の頃を思い出させてくれる作品ですね。20周年という節目を過ぎ、また一からスタート地点に立つにふさわしい曲をいただけたな、と。

――新たな挑戦という意味では、最近リリースした『越後水原~特別盤~』には、カップリングとしてテレビ東京系のアニメ番組『ふるさと再生日本の昔ばなし』のオープニング曲『ふるさとほっこり村』も収録されています。アニメソング初挑戦となったわけですが、抵抗はありませんでした?

水森:全然ありませんよ。“歌のお姉さん”になった気分で優しい気持ちになってレコーディングできました。新鮮で楽しかったです。

――演歌とアニソン。意外な組み合わせですよね?

水森:私、今でもカラオケに行くと、『花の子ルンルン』とか、『キャンディ・キャンディ』とかをよく歌うんです。『超電磁マシーンボルテスV』のオープニング曲も大好き。いつも歌いながら、涙流してます(笑)。

――懐かしい! まさか“ボルテスV”の話が出るとは思いませんでした。

水森:アニメソングを歌うのは、幼い頃からの夢だったんです。今回、思いがけずにお話をいただいて、すごくありがたいなと。今後もアニソンやCMソングとかも、オファーをいただければ、ぜひやりたいです。あと、グラビアも(笑)。

――あっ、お待たせしてすいません。

水森:私、スタイルには自信ないですけど、セクシーに見せる撮り方とかあるじゃないですか、チラリズムとか(笑)。うまく撮っていただければ、そこそこイケると思うんですよ!?

――そういえば、前回登場していただいたときは、「いつかドーンと、色気を出してやろう」という話からグラビア解禁の話題になったんですが、あれから色っぽい話はありましたか?

水森:最近は皆さん、妙に気遣ってくださるんです(笑)。取材とかでも、恋愛話は、あえてスルー。ファンの方にも、切実な感じで「大丈夫?」と言われるので、心配を掛けているんだな、と。まあ、聞かれてもお話できるようなことはないのですが……。

――恋をしたいなあ~と思う瞬間とかはありますか?

水森:一人でご飯食べているときとか、ふと思う瞬間はあるかな。うん、それはある(笑)!

――あるじゃないですか! では、理想のタイプは?

水森:このままの自分を受け入れてくれる人がいいですけど、やっぱり多少の歩み寄りは必要かなとも思ってます。そんなに面倒くさい女じゃないですよ~。

――ちなみに、前回は「多少はストライクゾーンを拡げなければダメだな」とコメントされています。

水森:ハハハッ。じゃあ、もっとストライクゾーンを拡げないと(笑)。

――プライベートの時間をどう過ごしてますか。最近、何かにハマッてるとかは?

水森:ハマッているといえば、スマホのサメのゲームですかね。サメを操って魚とか、熱帯魚とかを食べさせて、どんどん成長させていくんです。サメの成長が楽しみなんですけど、つい力が入って爪が痛くなって、それが最近の悩みです。

――……。

水森:あと、サメのゲームをやっていると、恋愛シミュレーションゲームの広告が入ってくるんですよ。ちょっとこれもやってみようかな、と……(笑)。

――ますますファンの方が切実に心配しそうですね。

水森:そうですよね(笑)

――それでは、最後に気を取り直して、今後の抱負をお願いします!

水森:やはり、今のシングル『越後水原』を、もっと多くの方々に聴いていただけるよう頑張っていきたいですね。すごく歌いやすい曲ですから、女性だけでなく、ぜひ男性にも歌っていただきたいです。

 今や日本を代表する演歌歌手となった水森さん。偉大なキャリアの一方で、時にジョークや自虐ネタまで披露する気さくで飾らない性格は、相変わらずでした。歌手としての類まれなる才能はもちろん、その人間力も、多くのファンから愛される魅力なんだなと改めて感じた次第。グラビアでの活躍にも乞うご期待!?

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