ちゃんと歯を磨けている自信はありますか。歯の磨き方は重要で、定期健診や歯科医院では、歯磨き指導をしてくれるところも多いです。歯磨きにかける時間やブラシの種類なども大切。歯ブラシ以外にも、デンタルフロス、歯間ブラシを歯科医院で薦められて使っている人も多いのではないでしょうか。つい先日、そのデンタルフロスについての、ある驚きのニュースが飛び込んできました。
それは「デンタルフロスの効果を裏づける十分な根拠がない」というもの。アメリカの大手通信社ＡＰ通信が、過去１０年間の研究データを調査した結果、フロスの効果を示す根拠が乏しかったそうです。アメリカの歯周病学会も「フロスを支持する科学的根拠は弱い」と発表しています。
それでは、フロスはしなくていいの？ と思いますが、フロスを推奨している米国歯科医師会によれば、フロスは「歯間の汚れを落とすことが証明されている」とし、フロスの効果が低いという結果は、「研究の対象者がフロスを正しく使っていない」ためだとしています。
実際にフロスを使っている人なら分かると思いますが、正しく使えば、歯ブラシで取り切れない歯間の食べかすや汚れを除去してくれることは確実です。歯周病の症状が軽減したという研究結果もあるそうです。ただし、力を入れ過ぎたり、やり過ぎはかえって炎症の原因などにもなりますので、正しい使い方を身につけて健康な歯を保ちましょう。
長谷川正和
８６年、神奈川県生まれ。男性のハンドモデルとしてコマーシャルから広告、再現ＶＴＲ等に出演。物心ついた頃からお腹が弱いため、身体の「中身」のスキンケアも徹底している。
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