パチスロ勝利の隠し味 松本バッチ
第46回「低投資でもしのぐ戦術を」

 予定外の出費に苛まれたりして、突然の金欠に陥ることもあるでしょう。そんなときでもパチスロは打ちたい。むしろ、そんなときこそパチスロを打って、そして勝ちたい。非常に短絡的な発想ではありますが、よーくわかります。今回のテーマはそこにおきましょう。「なるべく低投資で勝つためには」。

 もちろんどんなときでも投資は少ないに越したことはありません。ですが、その気になれば追加投資を入れられるのと、どの気になっても入れられないのでは、大きく話が変わってくる。とりあえず今回は、「入れられても1万円ぐらいまで」を想定して考えていきましょうか。

 具体的な狙い目といいますか、僕らが取れる手段としては……

●ハマっている台など、天井に近い台を当たるまで打つ
●ノーマルタイプなどの当たりやすい台を打つ
●設定変更のリセットに恩恵がある箇所だけ打つ

 と、このぐらいであり、そこまで多くはありません。しかも、今は天井やリセットの恩恵が小さいので、なかなか「おいしい」場面に出くわすことも稀。では、微妙な勝負を勝ちでかわし、コツコツ勝利を積み重ねていくためにはどうすればいいか。僕は、意外と「心構え」だと思っております。低投資で戦っていく上で大事な心構え、いってみよう!

■その1:良さげな台など存在しない
 まずはこれを念頭におきましょう。特にAT機やART機は、もう最低設定である設定1以外存在しないと前提してもらって大丈夫。つまりヤメ時がきたらスパッとヤメる。多少の好挙動(打ち始めてすぐ当たった、当たりを引き戻した等)に惑わされて、せっかく出した出玉を飲ますことなかれ。

■その2:ほど良い所で持ち帰る
 良さげな台など存在しない、と上で書きましたが、ノーマルタイプを打つ際に台を選ぶ基準は「良さげ」これしかない。しかし、当たって順当に出玉を得たときこそ「本当に良さげなのか」と疑いの目を強め、「もっとたくさん出るかも」という欲望を断ち切る。特に仕事帰りで短時間しか打てない状況では、どこでヤメるかで大きく収支が変わってくる。残り時間が少なくなるにつれ、「どんな設定の台を打っているか」よりも「どんなタイミングでヤメるか」が重要となってくるわけです。

 もちろん投資できるお金に余裕があれば、話は別。良さげなノーマルタイプなら打ち切ったほうがいいでしょう。しかし、良さげに過ぎないその信頼度への不安と、本当に高設定だろうがハマりうるそのリスクをカットするわけです。

■ その3:逃した魚など存在しない
 このようにスパッスパッとヤメていくと、ヤメた台がその後にドカーンと出ることもあると思うんです。だけれども、それを手にするために必要なリスク(お金)が手元になかった今、そんなもんはなかったのと一緒。余計なお金(持ちコイン)を入れないということは、可能性を捨てることです。めちゃくちゃ出る可能性も、めちゃくちゃノマれる可能性も、同時に捨てること。出ようが出まいが、捨てた可能性の結果を気にする必要などないのです。気にすることはありませんが、覚えておくのはアリかもね。

 と、こんな感じでやっていくと、なかなかホームランは打てないでしょう。そりゃそうです。三振しないように、バットを短く持って打ってきたわけですから。だけどもね、そりゃ一発狙いたくもなる。わかる。コツコツやってきて、ランナーという名の投資額は溜まっておりますか? 溜まっているなら狙いましょう!

 そこで今まで「逃した魚」を思い出すのです。逃した魚がほとんどいなかった店では、フルスイングしないが吉! 別の店で打席を探すべし! そう、低投資で打つ心構えとはそっくりそのまま、素性のわからぬ店で打つ心構えとして使えるのであります。

 フルスイングで百発百中は到底無理な話。どうせ振るなら納得のいく店と機種で、空振りしても致命傷にならぬタイミングで思いっきりいきましょう。それまでは、虎視眈々と機動力で勝負すべし!

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