今年のダービーを制したマカヒキがいない日本では、最後の一冠「菊花賞」(10月23日)に向けた前哨戦、G2「神戸新聞杯」(芝2400メートル)が25日、阪神競馬場を舞台に行われます。このレース、「皐月賞」を制したディーマジェスティは、別路線(18日の「セントライト記念」)に進みましたが、「皐月賞」3着、「ダービー」2着のサトノダイヤモンド。どちらも本来の力が出せず、5着に終わったリオンディーズのほかにも、虎視眈々と最後の一冠を狙う馬たちが、顔を揃えそうです。

 僕のパートナーは、「皐月賞」「ダービー」ともに4着に終わったエアスピネル。春は、「生まれた時代が悪かった……」と臍を嚙みましたが、充実の夏を過ごした秋は、再び横一線のスタート。「神戸新聞杯」の内容が、最後の一冠に直結します。

 生まれた年が違っていたら、どの馬も、大きな勲章を手に入れることができただろう実力のある馬ばかり。その中で、見事、栄冠を勝ち取り、「いい時代に生まれた」と胸を張れるよう、最高の騎乗を心がけます。

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