巨人監督かNY永住か?松井秀喜「最後の選択」の画像
巨人監督かNY永住か?松井秀喜「最後の選択」の画像

 米国で「気楽」に暮らすのか、日本に帰って伝説の第二章を切り開くのか……平穏と名誉、ゴジラはどちらへ向かうのか。

 10月13日から17日にかけて『Yahoo!JAPAN』が突如ウェブ上で『導かれるままに、アメリカで』と題した「松井秀喜独占インタビュー」を全5回掲載し、大ヒット中の映画『シン・ゴジラ』以上の話題を集めている(掲載期間は2017年3月まで)。現在、松井秀喜氏(42)はニューヨークを拠点にヤンキースのGM特別アドバイザーを務めているが、なんと、このインタビューが今後の彼の動向を読み取るヒントになるというのだ。だが、このインタビューにおける松井氏の真意については、解釈が真っ二つに分かれている。一つはアメリカ永住を決意したというもの、そして、もう一つは日本に帰る心の準備が整ったというものだ。

 まずは「ニューヨーク永住」説。インタビューで松井氏は、日本にいるよりも、ニューヨークにいるほうが「心地良い」と告白している。<周りの目が全く気にならない>分、<日本よりも楽>だというのだ(<>内はYahoo!インタビューからの引用=以下同)。

 ニューヨークにいれば、<ジャイアンツの選手になる前の自分でいられる>。これは本人だけの話ではない。「日本に帰れば、奥さんや子どもたちがマスコミの餌食にされる可能性が高い。家族を大事にする松井が日本に帰りたがらない大きな理由が、それでしょう」(スポーツ紙デスク) また、「日本よりもニューヨークのほうが、教育的な環境が良いと夫人にアドバイスする人たちも多いようです」(スポーツ紙記者)

 さらに、現在、ヤンキースから任されている「仕事」に相当のやりがいを感じているという話もある。「松井の仕事はヤンキース傘下のマイナーチームを視察し、若手を指導するというもの。気づいたことをキャッシュマンGMに報告。チーム改造を進める現在のヤンキースが、松井の進言でマイナーの若手を抜擢する機会も多い」(前同)

 松井氏の力が、今後のチームの方向性を決める重要なキーになっているという。「だからこそ、ヤンキースは、松井を囲い込もうとしているという見方もあります。今後もニューヨークに骨を埋める気持ちでヤンキースに貢献してほしいというのが、彼らの本音。松井の心も、こちらに傾きかけているといいます」(同)

 ところが、もう一方では、「このインタビューが世に出たことで、逆に松井の日本球界復帰は近くなった」(前出のスポーツ紙デスク)という見方もある。

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