たとえば第一勧業銀行。この名称に、“あぁ”と反応するのは、何歳以上の人でしょうか。現在は、みずほ銀行。今は当たり前になっていますが、当時は、まごつく人がたくさんいたと思います。

 名前が変わる。住所が変わる。電話番号が変わる。仕事内容が変わる。新しいものとの出逢いはいつでも新鮮で、ちょっとドキドキしますが、それが定着するのには時間がかかります。

 今週末、中京競馬場を舞台に行われる「チャンピオンズカップ」が、そのいい例です。名称、距離、施行日が何度も変更となり、ファンの間でも、「今週のメインは……なんだったっけ?」「ほら、あの、ダート日本一を決める……」「あぁ。あれね。アメリカと同じ左回りの中京に変わった……ほら、あれ……」なんていう会話が、あちこちで交わされているんじゃないでしょうか。

「ジャパンカップと並ぶ、ダートの国際競走をつくろう」というJRAの方針で2000年に創設されたこのレースの最初の名称は、「ジャパンカップダート」。開催は東京競馬場で、開催日は「ジャパンカップ」前日の土曜日。距離は2100メートルでした。今と同じなのは……ダートということだけですよね。

 02年の第3回は、東京競馬場が改修工事のため、中山競馬場、距離1800メートルのレースに変更。04年は、「ジャパンカップ」との同日開催となり、東京競馬場は1日2つのG1レースを楽しもうというファンでぎっしり。コースから見上げたスタンドは、まるでお祭りのような賑やかさでした。

 本音を言えば、あと1つ、2つG1を加え、さらに大きなお祭りにしてほしいところでしたが、なぜか同時開催は、この1回だけ。08年からは、「ジャパンカップ」の翌週開催となり、阪神競馬場、距離1800メートルのレースに変更。今のカタチになったのは14年からで、今年が3回目になります。

 僕がこのレースを勝ったのは、01年クロフネ、04年タイムパラドックス、05年カネヒキリ、07年ヴァーミリアンの4度。いずれも、ダートの王者と呼ばれた馬で……あれっ!? ということは……8年間もタイトルから遠ざかっていることになるんですね。今年あたりビシッと決めないと、「チャンピオンズカップ」で武豊はいらないという烙印を押されそうです(苦笑)。

 今年のパートナーは、昨年9月のダート転向後、破竹の6連勝を記録しているアウォーディー。挑戦者の立場で挑んだ前走、11月3日の交流G1「JBCクラシック」でも、強烈なライバルたちを完封し、念願のビッグタイトルを手にしました。

 6歳馬のアウォーディー。しかし、一戦ごとに力をつけている彼は、まだまだ、良くなる余地を十二分に残しています。5度目の戴冠へ準備は整いました。皆さん、今週末は、中京競馬場で、会おうディー!!

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