将来の旦那さんに作る「愛妻弁当」を勉強するため、キャラ弁研究家の白井有沙さんに会いにいった私。乙女心満載のかわいいキャラ弁を作る白井さんですが、とても面白い女の子です。そんな白井さんとクリスマスをテーマにキャラ弁作りに挑戦。作りながら“女子トーク”に花を咲かせました!
白井「いよいよサンタさんのヒゲを作ります。ここが一番難しいと思います」
ゆま「大丈夫かなぁ、私、相当不器用ですからね!」
白井「大丈夫です。一緒に作りましょう。ヒゲはスライスチーズで作るんです。まず、つまようじを“ペン”と思ってください」
ゆま「ペンですか」
白井「はい。つまようじでチーズにヒゲを書いていくんです。こうやって……」
ゆま「上手! 細かい作業ですね……やってみます」
白井「あ、イイですね~。上手ですよ、ゆまさん。これ、最初からできる人が少ないんです。お見事!」
ゆま「うれしい。楽しいな、………あ、できた!?」
白井「はい。完成です!」
ゆま「やった~! 白井さんは元々、絵を書くのも上手なんですか?」
白井「美術は昔から好きでした。特に工作が好きで」
ゆま「やっぱり。私なんて美術や工作があまりにできなさ過ぎて、提出すらしなかったです(笑)。だから通知表も美術はいつも“2”。」
白井「アハハ。提出しないんだ(笑)」
ゆま「そう。だから白井さんが羨ましい。子どもの頃はどんな感じの女の子だったんですか?」
白井「えっと……根暗な陰キャラですね(笑)。家で工作ばかりしてました」
ゆま「へえー、意外。今は明るくて社交的なのに」
白井「暗い子でしたよ~」
ゆま「そんな白井さんがキャラ弁研究家として有名になられたのは、やっぱり『笑っていいとも!』のキャラ弁3Dコンテストで、優勝されたあたりですか?」
白井「そうですね。家で『いいとも!』を見ていたとき、私のキャラ弁も見てほしいと思って、直接持っていったんです」
ゆま「直接!?」
白井「写真を送ったりするより、直接見てもらったほうが話も早いかなって」
ゆま「白井さんってホンワカキャラだけど、実際はアクティブなんですね」
白井「ただ、あの頃はキャラ弁作りも自分の欲を満たすためだったんですね。コンテストに応募して賞をもらいたいとか、誰かに“すごい”と褒められたいとか。でも、そういう気持ちで作っていると、楽しくなくなってきたんです」
ゆま「そっか。最初にキャラ弁を作ったキッカケは、お父さんに食べてもらうためだったんですもんね」
白井「そうなんです。一番最初は、お父さんに“頑張って”と伝える気持ちで作っていたし、おいしかったよ、と笑顔で言ってもらえるだけで幸せだったんです。初心をあの頃は忘れていたというか、自分でも調子に乗っていたな、と思います」