――ないことないんじゃないですか?

壇蜜 じゃあ、六本木ミッドタウンでのオシャレなディナーを、照れもなく楽しむ男女とかは?

――それは、いっぱいいるでしょう。

壇蜜 本当に~? じゃあ、来世はそういう人生が送れるように、今生はしっかり働いていこうと思います。

――そういう予定は、まったくない?

壇蜜 まったく。この時期は必ず聞かれるんですけどね。この数年は、そんなネタがあった試しがないです。恋してなきゃダメなんですかね?

――ダメってことないんですけど、これだけ素敵な女性ですから気になりますよ。

壇蜜 でもですね、逆に、そんな浮ついたことをしていて、今、お仕事を両立できるのかなあと思うと、怖くて恋愛モードにはなかなかならないんですよ。

――一方で、これまで大胆な言動やパフォーマンスで我々を驚かせてきた壇蜜さんですから、ある日、我々の前から突然、姿を消してしまうんじゃないかみたいな不安も、あるんですよ。“今まで、ちょっとセクシーな夢を見ていたのか”って……。

壇蜜 大丈夫です。それはないです。

――それを聞いて安心しました。でも、最近は本当に、雑誌や新聞での連載をたくさんお持ちですよね。先日は、夕刊フジでの連載をまとめた『壇蜜歳時記』が発売になったばかり。しかも、全部、ご自身で書かれているんですよね。

壇蜜 よく、本を置いてくださる書店さんに、POPを頼まれるんですが、そこには“ゴーストライターは使ってません!”って書いています。

――テレビのお仕事もたくさんある中、どこに、そんなに書く時間があるのかなと驚きます。

壇蜜 私の場合は、曜日を決めて、タブレット端末を持って、お風呂にこもって書くんです。

――タブレットで、ということは、まさか、画面上で指を上下左右に動かすフリック入力?

壇蜜 そうですよ。

――スマホでLINEを打つみたいに?

壇蜜 はい。小説も全部、フリック入力で書きました。って言うと、皆さん、いつも驚かれるんですけど、おかしいですか?

――なんだか、昭和の色香を感じさせる壇蜜さんと、フリック入力で原稿を書いているイメージが、いまいち重ならないです。

壇蜜 タブレット端末を導入する以前は、800文字くらいの原稿ならガラケーで書いていましたから、それに比べたら、とてもやりやすいですよ。

――というか、うっかり聞き逃しそうになりましたが、お風呂で書くということは……!?

壇蜜 ですね。

――今後は、その姿を想像しながら読むことにします。

壇蜜 アハハ。

――では最後に、2017年は、どんな年にしてくれますか?

壇蜜 まずはファンクラブをしっかりと始動させて、ファンの皆さんに、より近い存在でいられたらと思っています。

 節目の季節に彼女に会えただけで、ご利益がありそうだと思える壇蜜さん。その快進撃は、まだまだ続きそうですぞ!

本日の新着記事を読む

  1. 1
  2. 2
  3. 3