「柴田恭兵」という暗号が出た。1月8日(日)、京都メーンのシンザン記念。5枠にこの2頭が入っていたのだ。
トラスト (柴田)大
(キョウヘイ) 高倉稜
( )で囲った部分をご覧になっていただきたい。つなげると、柴田キョウヘイ(恭兵)である。俳優・柴田恭兵でわれわれがすぐ思い出すのは、1987(昭和62)年に大ヒットしたテレビドラマ『あぶない刑事(デカ)』。
「ひょっとすると、これは、あぶないデカ馬ということで、デカ馬がみんなスッ飛んでしまうんじゃないですかね」
競馬風俗研究家の立川末広がそんなことをいうので、発表されたシンザン記念の体重にあたってみたところ、15頭の出走馬のなかに、ものすごく小さい馬がいた。たった428キロのキョウヘイ。
この馬が、あぶないデカ馬たちを尻目に、勝利をさらってしまうのか。そんなことを考えていたら、これが本当になった。シンガリ一気の末脚で、デカ馬相手に勝ってみせたのだ。8番人気で単勝は2740円。2着は524キロもあるいちばんのデカ馬タイセイスターリーで、馬単は5万円に近い大穴だった。
全国の柴田恭兵ファンが、この馬券、ごっそり取ってる気がするなぁ。
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