2017年の海外競馬第1弾はマカオ。――あれっ、どんな競馬場だったかな? 頭をひねっても思い出せません。それもそのはず。これだけ海外で乗っているのに、マカオは初めて。日本の競馬に後ろ髪を引かれながら、でも同時にワクワクしている自分がいました。

 今回、僕が招待されたのは、『マカオ国際男女混合ジョッキーズチャレンジ』。文字だけ見ると、どんなレースなのか分からないと思いますが(笑)、簡単に言うと、世界から招待された男女各6人の騎手が、男女ダブルスのチームを作り、3レースのポイントで優勝を争うというもの。なるほど、こういうやり方もあったのかと、思わず感心してしまいました。

 参加騎手も、地元マカオを筆頭に、アメリカ、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、香港、シンガポール、韓国と実に多彩で、日本からは僕と藤田菜七子騎手が参加。僕は、ブラジルのJ・アウヴェス・デ・レモス騎手と、藤田菜七子騎手は香港のO・ドゥルーズ騎手とのコンビでの参戦でした。

――1つくらい勝って、日本代表としての意地を見せたい! 意気込んで臨んだレースは、8着、2着、2着で、チーム成績は総合3位。マカオG3の「マカオスプリントトロフィー」も3着に終わり、マカオでの初勝利は次の機会に持ち越しとなりましたが、楽しい雰囲気の中で競馬ができたのは大きな収穫でした。

 レース前の騎手紹介で、“ジャパニーズ・レジェンド・ジョッキー”とコールされ、こそばゆい思いもしましたが(苦笑)、それ以上に競馬を楽しめたことに感謝の気持ちでいっぱいです。心機一転――新たな気持ちで日本の競馬に臨みます。

 さあ、そして今週末、2月5日に僕が参戦するのは、1951年に創設されたG3「東京新聞杯」。パートナーは、“今年はこの馬で”と期待するエアスピネル。今年初の重賞「京都金杯」のときより、さらに体調がアップしているとのことですから、ここも楽しみです。

 この「東京新聞杯」は、ホリノウイナー(91年)、キョウワホウセキ(93年)、ハットトリック(05年)、スズカフェニックス(07年)と4度勝っているレース。今年、5度目を狙います。

 1つだけ残念なのは京都で行われるG3「きさらぎ賞」との同日開催ということです。このレースも過去に、マイネルフリッセ(88年)、スキーキャプテン(95年)、スペシャルウィーク(98年)、シルヴァコクピット(00年)、リーチザクラウン(09年)、トーセンスターダム(14年)と6度制覇していて、毎年、「どっちかを前日の土曜にしてくれないかな……」と、思わずため息が出てしまうほど、相性バツグンのレースなのです。

 でも、ぼやきはここまで。「東京新聞杯」に集中し、エアスピネルの能力を出しきることだけを考えてレースに挑みたいと思います。期待していてください。

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