レオ子のぱちんこ堅勝ゼミナール
第53回 今、3万発を狙うなら

 大当たり確率が約400分の1の「MAX機」が、全国のホールから姿を消してから早一か月。撤去前は「本当になくなるのだろうか?」と、実感がわかなかったものですが、本当になくなってしまいましたね。

 ホールに行って、「あ! もしかして何かの間違いで、MAXの『牙狼 魔戒ノ花』が残ってる!?」なんて、少し高揚しながらシマに向かい、台をよく見ると『ANOTHER~』とか『BEAST OF GOLD』と書いてあって肩を落としてしまう……なんて方、いませんか? 私だけかなぁ(笑)。どちらも『牙狼』の「新基準機」版で、MAX機ではありません。分かっちゃいるけど、筐体が一緒なだけに、ちょっと期待しちゃうんですよね~。

 別れた恋人同様に、MAX機もまた、なくなってしまうとよけいに恋しくなってしまうもの。ここ最近、パチンコライターが集まるとよく「最近のパチンコ台は出ないよね~」という話題になります。負け続けているわけではないのですが、MAX機が規制されてしまった今、当然ハイリスクハイリターンな台は減り、「一撃5万発」というようなド派手な出玉は期待できなくなってしまいました。

 もちろんその代わり、悲惨な大負けを喫することも減り、この連載で訴えている「堅く勝てる」台が増えたとは思いますが、やっぱりパチンカーたるもの「大勝ち」したい気持ちを抑えることなど、とうてい不可能ですよね!

 手堅いスペックの台が増えたとはいえ、実は大勝ちが狙える台がなくなったわけではありません。ツボにはまれば“一撃○万発”も夢じゃない、そんな台もまだまだ存在しているのです。そこで今回は、現在のホールで「大勝ち」が狙える台をご紹介しましょう。今「3万発出してみろ!」といわれたら、私が打つのはこいつらだ~!

 まず1台目は『CR花の慶次X~雲のかなたに~』です。

CR花の慶次X~雲のかなたに~(ニューギン)
CR花の慶次X~雲のかなたに~(ニューギン)
◆大当たり確率:約1/319.6
→確変時:約1/137.6
◆確変突入率:約50%
◆確変継続率:65%
(C)隆慶一郎・原哲夫・麻生未央/NSP 1990 版権許諾証YSD-338

 この機種で「大勝ち」への要となるのが、16ラウンド大当たりです。これ、なんと約2400発もの出玉を獲得することが可能なんですよ! 約2400発といわれてもピンとこないかもしれませんが、等価交換店ならば約1万円もの価値になります。

 しかもこの機種は、連チャン中の大当たりの50%が16ラウンド。これがかなりデカいんです! 約2400発の出玉を獲得できる機種は他にもいくつかありますが、割合が少ないため射止めるのが難しかったり、確変継続率が低かったりで、なかなか大勝ちにはつながらないことも多いんです。

 本機も、初当たり時の確変突入率が約50%で、確変継続率は65%。新基準機での上限とはいえ、MAX機に比べると我々パチンカーにとってはまだもの足りなさを感じる数値ではあります。しかしこの台の場合、「時短」が大爆発をアシストしてくれる一面を持つのです。

 初当たりで確変大当たりを引けなかったとしても、100回転の時短に突入します。この時短中に再び大当たりを引くことができれば必ず確変に突入(※電チュー入賞時のみ)しますし、確変が終わった後にも100回転の時短がつきます。そして、時短中の大当たりも含めた継続率は約74%。これだけあれば、なんとかヤれそうな気がしてきますよね!

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