休んでいると、体重が増える。これは、人間も馬も同じ。ところが、休むと体重が減ってしまう馬がいるのだ。5歳牝馬のコウユーココロザシ(父ショウナンカンプ、母キセキノメガミ/美浦・石栗龍彦厩舎)。

 昨年まで22戦しているのだが、8週間以上休んでからレースに出てきたことが5回あり、じつにそのうち4回で体重が減っているのである。おそらくこれは、久しぶりのレースだと追い切り段階から緊張して食が細くなり、それが体重減になっているのではないだろうか。

 8週間以上休んで、体重が増えていたことが一度だけあり、それは昨年春の飛龍特別(新潟・500万下)なのだが、このときは12番人気で2着に粘ってみせた。だから、3カ月の休み明けで出てきた今年2月12日の小倉戦は、体重に注目していた。発表はプラス12キロ。これは買いだと思った。

 枠も1枠1番と絶好。この馬、昨年まで[1・2・0・19]という成績なのだが、ゼッケン9~18番では[0・0・0・9]とすべて着外。逆に、内のゼッケン1番では、3戦してすべて掲示板に載っていた。

 大駆けがあるかもなあと期待していたら、15番人気(単勝オッズ113.6倍)で3着に伸びてきた。複勝が1780円。今後も、十分休んで体重プラス、しかも内枠なら要注。

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