キタサンブラックは有馬記念以来の実戦になるが、これまで2か月以上の休み明けで[2・1・1・0]という成績を残しており、休み明けで連を外したのは、初の古馬対戦だった一昨年の有馬記念(3着)のみ。しかも、3着に負けたと言っても、勝ち馬ゴールドアクターからわずか0秒1差だった。休み明けで戦力を割り引く必要はまったくない。休養をとると、リフレッシュ効果が必ずあるタイプなのだ。

 これは先のことになるが、キタサンブラックで注意しなくてはいけないのが、休み明けではないのに体重が増えていたケース。これはこれまでに3レースあり、皐月賞(6キロ増、3着)、日本ダービー(10キロ増、14着)、宝塚記念(12キロ増、3着)でことごとく連を外している。おそらく、休み明けでもないのに体重が増えていたということは、カイ喰いがよすぎて馬体が絞り切れなかったということではないかと思う。

 1957年に「大阪杯」の名称で始まり、その後「サンケイ大阪杯」→「産経大阪杯」と変遷して今回、「大阪杯」に戻ったこのレース。その1957年の第1回は、ゼッケン1番のホマレイチという馬が勝っているので、今回もゼッケン1番は要注目。

 目下3戦連続でゼッケン1番をひき、ゼッケン1番で通算[4・1・0・0]と荒稼ぎをしているキタサンブラックがまた1番に入ったら面白いなあ。

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